本田圭佑(ほんだ・けいすけ)/投手
#45/1993年4月24日生まれ
180cm・80kg/右投右打
東北学院高校、東北学院大学を経て、2015年のドラフト6位で埼玉西武に入団。大学時代は仙台六大学野球リーグでプレーし、2014年の春季公式戦ではリーグトップの防御率1.56を記録。同年の秋季リーグでは敢闘賞を受賞し、強者揃いのリーグで確かな実力を示した。ドラフトでの指名後は、サッカー日本代表として活躍した本田圭佑氏と同姓同名であることから注目を浴び、また埼玉西武のファンからは当時エースとして君臨していた岸孝之投手(現・楽天)と同じ大学の出身という点から期待を集めることとなった。
1年目はファームでじっくり経験を積むと、シーズン終盤の9月11日に一軍初登板を果たす。この試合で2回無失点と好投すると、続く18日の登板ではプロ初先発を記録。シーズンオフには「第1回WBSCU‐23ワールドカップ」の代表に選出され、メキシコの地で3試合に登板。1勝0敗、防御率0.53の活躍でチームの優勝に貢献し、その素質の片鱗を見せつけた。
しかし、その後はなかなか芽が出ず、2018年に捲土重来を期してフォームの見直しを図ると、オフは台湾で修行を積んだ。そして迎えた2019年シーズン、先発投手陣にアクシデントが相次ぐと、開幕ローテーションの一角として本田投手に白羽の矢が立つ。すると4月4日の千葉ロッテ戦、7回途中4失点と粘り強い投球を見せ待望のプロ初勝利を飾る。その後も登板間隔の影響で一軍と二軍を行き来しながらも、最終的には6勝6敗、防御率4.63とキャリアハイの成績を残し、飛躍の一年となった。
2020年も開幕ローテーションに入った本田投手だったが、援護に恵まれない面もあり開幕からまさかの4連敗。登録抹消もはさんで8月16日に5回1失点でシーズン初勝利を挙げたが、同月27日の北海道日本ハム戦で4回4失点を喫し、以降は二軍暮らしとなった。しかしファームでも思うような投球ができず、防御率5.27と苦しんだ。2021年は安定感のある投球を見せ、再びローテーション入りできるか。
【2020年一軍成績】
7試合1勝4敗 35.1回 24奪三振、防御率4.08 WHIP1.36
(2021/1/26追記)
本田圭佑投手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事
埼玉西武本田圭佑、先発ローテ奪取へ猛アピール「自分のできることをやって1軍に」
https://insight.official-pacificleague.com/news/10907
2018年からの巻き返しに向けて、着々と準備を進めてきた本田投手。変化のきっかけは、塩崎二軍監督(当時)からの言葉だった。
埼玉西武本田と辻監督の不思議な縁 プロ初勝利に「何回も裏切りたくなかった」
https://insight.official-pacificleague.com/news/12593
辻監督率いる埼玉西武が躍進を遂げる中、貢献できずにいた本田投手。就任当時から受け続けた期待に応えた勝利から、2019年の活躍はスタートした。
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