7月15日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天イーグルスと埼玉西武の第1回戦は、楽天が11対0で勝利。投打で埼玉西武を圧倒し、連敗を「3」で止めた。
楽天・涌井秀章投手、埼玉西武・今井達也投手の「師弟対決」で幕を開けた試合。序盤は両投手による投手戦が繰り広げられた。
均衡を破ったのは楽天。4回裏、2死から8番・太田光選手が二塁打で出塁すると2者連続四球で2死満塁とする。一打先制の場面で、2番・鈴木大地選手の適時打で2点を先制すると、続く3番・茂木栄五郎選手は今井投手の直球をバックスクリーンに運び、この回一挙5点を奪う。打った茂木選手は、「大地さんが先制タイムリーを打ってくれて気持ち的にも楽に打席に入れました。きたボールをシンプルに打ち返すことができました」と振り返った。
さらに7回裏には、先頭の浅村栄斗選手が第10号ソロを放つと、その後四球などで2死満塁の好機で小深田大翔選手に走者一掃の適時二塁打が生まれ、プロ初打点をマーク。さらに鈴木選手、茂木選手の連続適時打で2点を追加し、リードを11点に広げる。
大量援護を受けた楽天の先発・涌井投手は立ち上がりから付け入る隙を与えない完璧な投球で7回1安打4四球無失点の内容で4勝目の権利を得てマウンドを降りる。11点リードで迎えた8回表はJ.T.シャギワ投手、そして9回表は津留埼大成投手が無失点に抑え、11対0で試合終了。
勝利した楽天は先発・涌井秀章投手が7回1安打7奪三振4四球無失点と圧巻の投球で4勝目を手に入れた。打線も4回裏と7回裏に得た好機を逃さず、10安打11得点と効率の良い攻撃を見せた。敗れた埼玉西武は、先発・今井達也投手が4回4安打7四球5失点と苦しい内容に。打線も涌井投手の前にわずか1安打に終わるなど、貧打に苦しんだ。
123456789 計
西 000000000 0
楽 00050060X 11
西 ●今井達也-森脇亮介-浜屋将太-伊藤翔
楽 ○涌井秀章-J.T.シャギワ-津留埼大成
文・後藤万結子
関連リンク
・7/15 ファイターズ対マリーンズ結果
・7/15 バファローズ対ホークス結果
・【ファーム】7/15 ライオンズ対ジャイアンツ結果
・【ファーム】7/15 バファローズ対タイガース結果
記事提供: