中村晃、長谷川勇也がタイムリー。1失点リレーでつないだ鷹が投手戦を制す

パ・リーグ インサイト

2020.2.25(火) 16:07

福岡ソフトバンクホークス・中村晃選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・中村晃選手(C)パーソル パ・リーグTV

 2月25日、アイビースタジアムで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの「球春みやざきベースボールゲームズ」の初戦は、2対1で福岡ソフトバンクが勝利。中盤の好機で得点を重ね、7投手の継投で逃げ切った。一方敗れた千葉ロッテは対外試合8連敗を喫した。

 福岡ソフトバンク先発の和田毅投手は初回、先頭の藤原恭大選手に三塁打を浴びたが、続く中村奨吾選手の打球が三塁手の正面を突き、3塁走者を本塁でアウトに。続く福田秀平選手に四球、4番・井上晴哉選手には右安打を許し、再び得点圏に走者を背負ったが、最後は角中勝也選手を遊飛に打ち取って無失点で切り抜けた。

 対する千葉ロッテ先発の石川歩投手は、緩急を使った投球で鷹打線に的を絞らせず、3回1四球無失点の好投を披露。福岡ソフトバンクの和田投手も初回以降は立ち直り、3回2安打2四球無失点の内容でマウンドを降りた。

 福岡ソフトバンクは4回表を岩嵜翔投手、5回表を嘉弥真新也投手が走者を許しながらも無失点でつなぐ。対する千葉ロッテはハーマン投手、小野郁投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、両チーム無得点のまま試合は後半へ。

 福岡ソフトバンクは6回表、守護神の森唯斗投手が無失点に抑えると、6回裏に打線がつながった。千葉ロッテの4番手・益田直也投手に対し、2死から2番・高田知季選手が中安打で出塁すると、続く中村晃選手が右翼線へ適時二塁打を放ち先制。なおも得点圏に走者を置いた場面で代打・長谷川勇也選手に右翼フェンス直撃の適時二塁打が生まれ、2対0と福岡ソフトバンクが均衡を破った。

 追う千葉ロッテは8回表、福岡ソフトバンク6番手の松田遼馬投手から菅野剛士選手、柿沼友哉選手、岡大海選手の3連打で1点を返し1点差に詰め寄るも反撃はここまで。9回表には香月一也選手の四球から一打同点の場面を作るも、最後は西巻賢二投手が三振に倒れ、得点はならず。両チームの取り決めにより行われた9回裏は、8回裏から登板している中村稔弥投手が無失点に抑え、試合終了。2対1で福岡ソフトバンクが勝利を飾った。

 勝利した福岡ソフトバンクは、途中出場の長谷川勇選手が2打数2安打1打点をマーク。「6番・捕手」で先発出場した栗原陵矢選手も2安打とアピールした。敗れた千葉ロッテは、4番手の益田投手が2失点を喫したものの、それ以外の5投手は無失点投球でつなぎ、順調な仕上がりを見せた。

  123456789 計
ロ 000000010 1
ソ 000002000 2

ロ 石川歩-ハーマン-小野郁-益田直也-東妻勇輔-中村稔弥
ソ 和田毅-岩嵜翔-嘉弥真新也-森唯斗-高橋純平-松田遼馬-泉圭輔

文・田中航

◇春季キャンプ・練習試合・オープン戦の中継を観るなら「パーソル パ・リーグTV」で!

福岡ソフトバンクと千葉ロッテの人気記事

ホークファミリーの相関図
インサイトに緊急登板?おしえて!攝津さん
福浦が迷える後輩に送った助言とは?
ホームランラグーン設置による影響
パ6球団がひらがなスニーカーとコラボ

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE