高橋純平(たかはし・じゅんぺい)/投手
#47/1997年5月8日生まれ
183cm・85kg/右投右打
県立岐阜商業高校では1年春からベンチ入りを果たし、3年春の選抜大会に出場。1,2回戦は好投を見せるも、3回戦の浦和学院戦で5失点を喫し敗退。その後の高校最後の夏もチームは甲子園に出場するも、自身の登板は打者7人のみと悔しい結果に終わりながらドラ1候補として運命の日を迎える。そして3球団競合の末に、福岡ソフトバンクが交渉権を獲得。2015年のドラフト1位としてプロ入りを果たした。
期待を背負い迎えたルーキーイヤーだったが、一軍登板はなし。二軍でプロ野球選手としての経験を積み、倉敷マスカットスタジアムで行われたフレッシュオールスターでは、自己最速の154km/hを計測した。2017年にはプロ初登板を果たすも、3回4失点とほろ苦いデビュー戦となった。
そんな高橋純投手が大きく進化を遂げたのは2019年。5月1日に一軍に昇格すると、即日登板し3イニングを投げ無失点と好投を披露。その後、登板を重ねた12試合目に3番手として登板し、1.2回を投げ待望の白星を手に入れると、翌日の試合でも白星を挙げ、球団史上初のプロ初勝利からの2試合連続勝利投手となり、存在感を示した。
その後も好投を重ねると、夏場には勝利の方程式の一角に定着。力強いストレートと鋭く落ちるフォークを武器に、チームのピンチを幾度となく救った。最終的に45試合に登板し、防御率2.65の好成績で17ホールドをマークし、チームの日本一に大きく貢献した。より一層の活躍を期待された2020年だったが、ケガに悩まされ9月の二軍戦にようやく復帰。しかし思うような成績を残せず、一軍登板はかなわなかった。今季はシーズン開幕から万全の状態で、再び一軍の舞台に立ちたい。
【2020年二軍成績】
19試合0勝0敗 18回 19奪三振、防御率5.00 WHIP1.39
(2021/2/11追記)
文・須之内海
高橋純平投手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事
【あの夏の記憶】全治1年の重症、それをひた隠しに…鷹・高橋純平を襲った2015年夏の悲劇
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世代ナンバー1投手の呼び声高く、ドラフト1位指名は確実だった高橋純平投手。しかし、岐阜県大会開幕直前の「7月4日」に悲劇に襲われた。
鷹15年ドラ1高橋純平が球団史上初の快挙プロ初勝利から2日連続白星「ツイてるなと」
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6月29日にプロ初勝利をマークした高橋純平投手。30日の試合にも登板すると、味方打線が逆転に成功し、2日連続の勝利投手となった。
鷹・高橋純、窮地脱する好救援で初お立ち台成長遂げる4年目「緊張を楽しいと」
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ピンチを凌ぎ、初のお立ち台に立った高橋純平投手。前向きな言葉が印象的だ。
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