2月22日、高知県春野総合運動場で埼玉西武対千葉ロッテの「2020プロ野球プレシーズンマッチ」が行われた。埼玉西武が2回以降、川越誠司選手の本塁打などで効率的に得点を重ね、7対3で勝利した。
試合は埼玉西武・ノリン投手、千葉ロッテ・美馬学投手の新加入投手対決で始まった。試合が動いたのは2回表、2死から田村龍弘選手が四球で出塁し、菅野剛士選手が打席に入る。2球目を力強くはじき返すと、左中間を破り先制適時二塁打で1点を奪う。さらに藤岡裕大選手にも適時打が飛び出し2点目を加えた。
先制を許した埼玉西武がすぐさま反撃に出る。2回裏、先頭の山川穂高選手が中安で出塁すると、スパンジェンバーグ選手が四球で繋ぐ。すると、木村文紀選手が2死から適時打を放ち1対2と点差を縮めた。さらに3回裏にはこの回からマウンドに上がった種市篤暉投手から森友哉選手が適時打を放ち、2対2の同点に追いつく。
同点で迎えた中盤、先に試合を動かしたのは埼玉西武。新加入のスパンジェンバーグ選手が四球で出塁し、川越誠司選手が打席に入る。千葉ロッテ開幕投手候補の一角である種市投手の投じた2球目を高々と打ち上げると打球は右翼席最前列に飛び込む勝ち越し2ランに。山賊打線が自慢の強力打線で2点のリードを奪った。5回裏には千葉ロッテのエラーの間に追加点を挙げ5対2に。その後も押し出し四球と金子侑司選手の適時打で2点を加え、7対2と5点リードで試合を折り返す。
反撃に転じたい千葉ロッテは7回表、先頭の藤原恭大選手が5回からマウンドに上がっている榎田大樹投手の投じた一球を力強く引っ張ると、打球が外野を転々とする間に快足を飛ばし三塁に到達。無死三塁の好機で、中村奨吾選手が中前に落ちる適時打を放ち1点を返した。
8回裏に山川選手の適時打で1点を加えた埼玉西武。9回の攻防は両軍走者を出すも無得点で試合終了、7対3で埼玉西武が勝利した。勝利を収めた埼玉西武は川越選手が4回に本塁打を放ち勝ち越し、その後も効果的に得点を重ねた。一方敗れた千葉ロッテは菅野剛士選手が猛打賞と首脳陣へ猛アピールを果たした一方で、3回からマウンドに送った種市投手が3回6失点と大誤算に終わった。
123456789 計
ロ 020000100 3
西 011230010 8
ロ 美馬学-●種市篤暉-田中靖洋-チェン-石崎剛
西 ノリン-◯十亀剣-榎田大樹-田村伊知郎
文・須之内海
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