迫力ある演奏で選手を後押し 西川愛也の母校・花咲徳栄高校吹奏楽部が6/3に特別応援イベント実施

パ・リーグ インサイト

2025.6.2(月) 07:00

花咲徳栄高校吹奏楽部【写真:筆者撮影】
花咲徳栄高校吹奏楽部【写真:筆者撮影】

 交流戦最初のカードとなる6月3日(火)〜5日(木)、ベルーナドームでは『埼玉代表 獅立ライオンズ学園』と題したイベントを実施。初戦となる3日には、花咲徳栄高校による特別応援イベントが開催される。それに際して同校と私設応援団による合同練習が1日(日)、行われた。

花咲徳栄高校吹奏楽部 注目はOB西川愛也と「サスケ」

 現在、1番打者に定着しつつある西川愛也選手の母校・花咲徳栄高校。2017年には夏の甲子園優勝を果たし、多数のプロ野球選手を輩出する強豪校だ。そんな同校の吹奏楽部はおよそ65名の部員を抱え、普段は文化祭などの演奏会や、イベント出演に向けて練習している。夏にはコンクールにも出場し、平日、休日問わず練習に励む。

 今回のイベントでは、奇数回をライオンズの応援歌、偶数回を高校野球の応援定番曲と交互に行う。高校野球の回で特に注目してほしいのは、西川選手がリクエストした『サスケ』という曲。西川選手の高校時代にも使用されていた、花咲徳栄高校の歴代の強打者にのみ使われる特別な曲だ。

 交流戦の5回裏攻撃前に演奏されるパ・リーグ連盟歌『白いボールのファンタジー』も同校吹奏楽部による演奏となる。球団歌『地平を駈ける獅子を見た』とあわせて、「(花咲)徳栄のいいところを見せられると思うので、ぜひ聞いていただければ」と部長の福島由那さんと指揮者の小川眞湖さんは語る。

埼玉西武×花咲徳栄高校の重厚なアレンジは必聴!

 合同練習では、私設応援団が主導し、ライオンズの応援をレクチャー。応援歌だけでなく、ヒットや進塁打、得点などそれぞれの場面に対応する。さまざまなケースを想定し、実際の試合映像に合わせる練習も行った。

試合の映像を見ながら演奏する練習も【写真:筆者撮影】
試合の映像を見ながら演奏する練習も【写真:筆者撮影】

 球場で演奏するということもあり、金管楽器を重ねメロディが聞こえやすいようにアレンジ。そこに木管楽器とパーカッションが加わり、迫力ある華やかな演奏となっている。埼玉西武の応援歌の中でも人気の『チャンステーマ4』もより威圧感を増す。また、『チャンステーマ1』や、源田壮亮選手の応援歌の前奏の美しいハーモニーにも、ぜひ耳を傾けてみてほしい。

 練習に参加した応援団関係者は「去年は出られなかったから」とやはり西川選手を注目ポイントに挙げる。昨季は一軍にいたものの、出場機会を得られなかった西川選手。今季は1番打者として活躍し、チームに欠かせない存在となっている。母校の後輩の応援を力に、この日もヒーローとなるか。

手作りのボードは野球部のマネージャーが作成。OBの西川選手はピンクの枠の特別仕様だ【写真:筆者撮影】 
手作りのボードは野球部のマネージャーが作成。OBの西川選手はピンクの枠の特別仕様だ【写真:筆者撮影】 

 なお、6月4日には渡邉勇太朗投手、蛭間拓哉選手の母校・浦和学院高等学校の吹奏楽部が来場予定。こちらもあわせてチェックしていただきたい。

取材・文 丹羽海凪

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