埼玉西武の本拠地である「ベルーナドーム」では、試合のイニング間も楽しめるイベントが盛りだくさん。西武鉄道を連想させるイベントなど、球場全体がさらに盛り上がるイニング間イベントをご紹介する。
ギネス世界記録保持者レオの連続バック転に注目のラッキーセブン
埼玉西武のラッキーセブンに流れる球団歌は「吠えろライオンズ」 選手を勇敢なライオンに例えて応援する歌詞で、「吠えろライオン かっ飛ばせライオン」という歌い出しに始まり、勇壮なメロディーは聴く人の心を奮い立たせるようだ。
応援席のファンは、選手名の入ったタオルや、応援アイテムのフラッグを掲げながら、力強く応援歌を熱唱し、試合終盤に向けてチームを鼓舞する。
埼玉西武のラッキーセブンの一番の注目ポイントは、球団公式マスコット「レオ」が、球団歌の終盤に披露する連続バック転だ。レオは、連続31回のバック転を成功させた経験があり、「30秒間にマスコットがバック転を行った最多数」のギネス世界新記録を保持している。
そんなレオがラッキーセブンで披露するバック転の回数は、その日によって異なる。球場を訪れた際には、レオが何回の連続バック転を見せてくれるのか、楽しみながらカウントしてみていただきたい。マスコットとは思えないキレのある連続バック転は、埼玉西武のラッキーセブンでしか見ることができない。
なお、球団公式マスコットのレオとライナは、「鉄腕アトム」で有名な漫画家の手塚治虫先生が生みの親だ。1979年に埼玉・所沢に拠点を移した埼玉西武。「ライオンズも野球界の王者になることを目指したい」との想いから、西武線にゆかりのある手塚治虫先生の作品『ジャングル大帝』の主人公「レオ」を球団のペットマークに採用することを依頼し、球団公式マスコットとしてのレオが誕生した経緯がある。
観戦初心者でも盛り上がれる! 埼玉西武ならでのイニング間イベント
埼玉西武の本拠地ベルーナドームでは、ラッキーセブン以外にも、埼玉西武ならではのイニング間イベントが行われている。ここでは代表的なイベントをご紹介する。
2回表終了後には、12球団で唯一、生演奏されるオルガンのリズムにあわせて、手拍子や、応援グッズを叩いて盛り上がる「オルガンCLAPタイム」がある。
また、イニング間に適宜実施される「バズーカタイム」は、オリジナルグッズがもらえる貴重なイベントだ。公式球団マスコットのレオやライナ、パフォーマンスチームのbluelegendsのメンバーが、グラウンドから観客席に向けバズーカを打ち、オリジナルグッズをプレゼント。つい、バズーカ砲の行方を目で追ってしまいがちだが、自分のところに飛んで来た時にはキャッチする心の準備もしておいたほうがよさそうだ。
試合中盤となる5回表終了後は、応援団の音楽にあわせて、応援グッズのフラッグを振りかざす「フラッグタイム」が球場を熱気に包む。フラッグを使った応援は、埼玉西武の定番で、ファンの発案で定着したスタイル。何千、何万ものフラッグが球場内でいっせいにはためく様子は、圧巻の光景だ。

5回裏終了後には、埼玉西武ならではといえる「TRAIN-DANCE」が披露される。帽子とジャケットで駅員の格好をしたbluelegendsが、THE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」の曲にあわせたタオルパフォーマンスで球場をさらに盛り上げる。
本拠地ベルーナドームでしか見ることのできない埼玉西武のイニング間イベント。ドームでありながらも、全周に壁がなく、自然の緑や光を感じられる開放感ある球場で、野球と一緒にぜひお楽しみいただきたい。
※日によって開催内容が異なることがあります。
※シーズン途中で内容が変更となる可能性もあります。