4月7日、パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルにて配信された「月曜日もパテレ行き」第5回の放送に銀次さんと金子侑司さんが出演し、「パ・リーグの新人が大豊作」をテーマに、今シーズンのルーキーの活躍を解説した。今回は、配信には入りきらなかった“こぼれ話”をお届けする。
◇ ◇ ◇
宗山塁選手、渡部聖弥選手、西川史礁選手など、今季はドラフト1位ルーキーが一軍で躍動していることを受けて、番組では新人選手の活躍をピックアップ。銀次さん、金子さんがそれぞれの視点で評価した。そのなかで、銀次さん、金子さんそれぞれのルーキー時代の写真が流れるシーンが。そこで、生配信後の金子さんに、自身のプロ1年目を振り返ってもらった。
2012年ドラフト3位で埼玉西武に入団した金子さんは、1年目の春季キャンプから一軍入り。計94試合に出場し、62安打、12盗塁、打率.223をマークするなど、ルーキーイヤーから存在感を示したが、なかでも特に一番印象深い出来事を聞いた。
「開幕戦、スタメンで名前を呼ばれて守備位置についた時ですね。(数カ月前まで)学生だった僕からしたら、初めての満員の球場なので『すごいな……』と思って。試合前、スタメンとして並んでいる時から足が震えていました。もちろん初打席に立った時も足が震えていて、『とりあえず初球を振っとけ!』とバットを振ったら、初ヒットになったんです」
チームメイトとのエピソードをたずねると、その年の新入団選手で、キャンプから一軍スタートを切ったのは金子さんだけだったこともあり、あまりの緊張で「野手の先輩とはなかなか話ができなかった」そう。そのなかでも、「初めてご飯に誘ってくれたのは星(孝典)さんと武山(慎吾)さんだった」といい、ある選手との思い出深いエピソードを教えてくれた。
「よくご飯に連れて行ってくれたのが岸(孝之)さんと野上(亮磨)さん。3人とも細かったので、『ガリーズ』というチームをつくっていました(笑)」
開幕から1、2カ月で体重が約6〜7kg落ちてしまい、首脳陣から「とりあえず練習しなくていいから、二軍に行っていっぱい食べて来い」と言われるほど食が細かった金子さん。「ガリーズの3人でご飯を食べに行って、とりあえずお腹いっぱいになるまで無言で食べるんです。そして、お腹いっぱいになったら、やっと喋り出すみたいな……」と、“ガリーズ”の思い出を懐かしそうに話してくれた。
取材・文 後藤万結子
LIVE配信番組「月曜日もパテレ行き」
・配信日:毎週月曜日21時~(シーズン中の10月まで配信予定)
・配信先:パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネル
・出演者:週替わりでプロ野球のOBコンビが出演
(銀次さん&金子侑司さん/G.G.佐藤さん&ゲスト/五十嵐亮太さん&T-岡田さん/谷繁元信さん&里崎智也さん)
来週14日(月)は、G.G.佐藤さんと辻発彦さんが登場予定。お見逃しなく!
金子侑司が振り返る、プロ1年目。岸孝之&野上亮磨との知られざる裏話も【月パこぼれ話】
パ・リーグ インサイト 後藤万結子
2025.4.10(木) 23:00
