日本相撲協会×パ6球団のスペシャルコラボが実現
パ・リーグ初の公式戦から75年、日本相撲協会設立100年の記念の年に、日本相撲協会とパ・リーグ6球団のスペシャルコラボが実現。3月26日、京セラドーム大阪にて会見が行われ、オリックス・古田島成龍投手と6月に行われるコラボ試合で来場を予定している宇良関が出席した。
大阪府・寝屋川市出身の宇良関は、あまり野球には詳しくないものの、高校の先輩である平野佳寿投手が場所前の稽古に見学に来たり、一緒にトレーニングをしたりと交流の機会があるという。古田島投手は相撲に対する印象を問われると「(力士は)人間界で一番強いのかなと思っていて。強くてかっこいいイメージがあります」と答えた。
初対面の古田島投手と宇良関。それぞれの競技については知らないことも多いが、互いにアマチュア時代から順調に進んできたわけではないところに共感し、親しみを感じたという。古田島投手は「相撲と野球、特に中継ぎは短い時間で100%のパフォーマンスをする。一緒ではないですが、近い部分もあると思います」とコメント。宇良関も「このコラボをきっかけに理解を深めていけたら」と語った。
6球団本拠地でコラボ試合を開催 宇良関による始球式も予定
今回のコラボでは、パ・リーグ6球団の各本拠地でコラボ試合を開催。それぞれの球場には、各球団の本拠地周辺出身の力士も来場し、試合を盛り上げる。さらに、大相撲にちなんだ演出なども実施されるほか、SNSでのコラボ等も予定している。
このコラボレーションに宇良関は「相撲と野球を盛り上げられる機会に恵まれたことに感謝しています」と一言。古田島投手も「相撲のことはそこまで詳しいわけじゃないですが、より一層興味が出てきました。同じように野球をあまり知らない人でも、相撲から野球というものを知っていただけたらうれしいなと思います」と期待を寄せた。
6月3日の試合では始球式への登板も予定している宇良関は、「球技がとても苦手」と笑う。それでも、「力強い球を投げたいなと思っています。それまでにしっかり練習を重ねていきたいです」と意気込みを語った。

パ・リーグは1950年3月11日に最初の選手権試合が始まってから今年3月で75周年。また、日本相撲協会は1925年12月28日に財団法人として設立し、今年2025年12月に100周年を迎える。国民的スポーツのプロ野球と国技の大相撲として、スポーツ界をさらに盛り上げていく。
▼コラボ試合日程/来場予定力士
北海道日本ハムファイターズ
6月15日(日)エスコンフィールド/一山本関(北海道出身)
東北楽天ゴールデンイーグルス
6月12日(木)楽天モバイルパーク宮城/時疾風関(宮城県出身)
埼玉西武ライオンズ
6月27日(金)ベルーナドーム/大栄翔関(埼玉県出身)
千葉ロッテマリーンズ
6月14日(土)ZOZOマリンスタジアム 隆の勝関(千葉県出身)
オリックス・バファローズ
6月3日(火)〜5日(木)京セラドーム大阪/宇良関(大阪府出身)
※宇良関の来場は6月3日のみ
福岡ソフトバンクホークス
6月13日(金)みずほPayPayドーム/正代関(熊本県出身)