埼玉西武・今井達也投手がポスティングシステムを利用し、MLBへの移籍を目指す意向を示したことを受け、球団がその挑戦を受諾したと発表された。球団は今後、移籍に向けた手続きを開始する。
今井投手はプロ9年目の今季、開幕から10試合連続HQS達成と圧巻の投球を披露。その間の5月には、5試合で3勝0敗、防御率0.97の好成績で「大樹生命月間MVP」を受賞した。7月は体調不良もあり、本来のパフォーマンスを発揮できなかったものの、翌8月は今季2度目の完封勝利を挙げるなど、月間防御率0.38と復調。最終的に、3年連続2桁勝利到達の10勝、178奪三振、防御率1.92、WHIP0.89をマークした。
▼広池浩司球団本部長 コメント▼
「今がそのときだと判断して、MLB挑戦を認めることにしました。本人の『アメリカで野球をしたい』という一貫した強い意志を受け止め、球団としてその思いを尊重する形を取りました。挑戦するからには、アメリカで元気に活躍する姿を見せてほしいです。近年チームに大きな貢献をしてくれた選手ですので、今井が抜ける影響はありますが、若手の成長や編成面で戦力を整えて戦っていきます」
▼今井達也投手 コメント▼
「自分の要望を受け入れていただいたことに感謝しています。話し合いを重ねるなかで、さまざまなことを考慮し、また長い時間をかけて判断してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。これまで毎年、リーグ優勝や日本一を目指してプレーしてきましたが、その思いはチームが変わっても同じです。勝利にこだわり、チームの力になれるよう全力で投げていきます」
「感謝の気持ちでいっぱい」 MLB挑戦の今井達也がポスティング申請へ
パ・リーグ インサイト
2025.11.10(月) 15:20
