9月19日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク対オリックスの試合は4対3で福岡ソフトバンクが勝利。中継ぎ陣が無失点リレーをつなぎ、連敗を3で止めた。
先制したのは福岡ソフトバンク。2回裏、2カ月半ぶりの登板となったオリックス先発・榊原翼投手からグラシアル選手の二塁打でチャンスを作ると、松田宣浩選手が適時打を放ち、先制に成功する。3回裏にも、今宮健太選手の犠飛や野選などでさらに2点を追加し、先発の千賀滉大投手を頼もしく援護した。
しかし、3回までに5奪三振という抜群の立ち上がりを披露した千賀投手は、4回表、突如4連続四球を出し、あっという間に1点差に迫られてしまう。6回表には、オリックスの7番・モヤ選手が153キロのストレートをはじき返す10号ソロ。3対3と、オリックスが試合を振り出しに戻した。
だが、勝ち越しに成功したのは福岡ソフトバンク。8回裏、1死からグラシアル選手が四球で出塁すると、代走の周東佑京選手が、続く内川聖一選手の安打で一気に三塁まで進み、続く中村晃選手の犠飛で生還する。こうしてリードを奪い返すと、1点差で迎えた9回表は、守護神の森唯斗投手が締め、4対3で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは連敗を3で止め、首位・埼玉西武に何とか食らい付いた。先発の千賀投手は6回8奪三振3失点の力投を見せ、7回からの中継ぎ陣も無失点で踏ん張った。敗れたオリックスは中継ぎ陣が粘るも、増井浩俊投手が8回の決勝点を献上する形となった。
文・鈴木海斗
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