シーソーゲームは鷹に軍配。途中出場の川島慶三が2本の適時打で勝利に貢献

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2019.9.8(日) 17:43

福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月8日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの一戦は、9対6で福岡ソフトバンクが勝利。終盤までもつれるシーソーゲームを制し、今カードの対戦成績を2勝1敗とした。

 試合は序盤から点の取り合いとなった。1回裏、福岡ソフトバンクは4番・デスパイネ選手が右前に適時打を運び、千葉ロッテ先発・種市篤暉投手から1点を先制。対する千葉ロッテは2回表、福岡ソフトバンク・武田翔太投手に対し、6番・マーティン選手が四球を選ぶと、8番・レアード選手が32号2ランを放って逆転する。

 すぐさま勝ち越された福岡ソフトバンクは、3回裏、柳田悠岐選手の適時二塁打で同点に追い付き、グラシアル選手の勝ち越し打でリードを奪い返すものの、4回表、千葉ロッテはレアード選手のフェンス直撃の二塁打で再び試合を振り出しに戻す。さらに5回表には福岡ソフトバンク三塁手・松田宣浩選手の後逸と、角中勝也選手の適時打で、6対4と2点の勝ち越しに成功した。

 しかし、7回裏から、福岡ソフトバンクが粘りを見せる。先頭の松田宣選手が28号ソロで自らの失策を取り返すと、1死2塁で代打・川島慶三選手が値千金の同点適時打。さらに8回裏には、千葉ロッテの4番手・東妻勇輔投手から2死1,3塁の好機を得ると、代打・明石健志選手が右前へ勝ち越しの2点適時打を運ぶ。続く川島選手も適時打を放って1点を加え、この回3得点を挙げた福岡ソフトバンクがスコアを9対6とした。

 リードを握った福岡ソフトバンクは、9回表のマウンドに守護神・森唯斗投手を送り込む。2死1,2塁のピンチを招いたものの、最後は角中選手を二ゴロに打ち取って試合終了。激しいシーソーゲームは、福岡ソフトバンクが9対6で勝利した。

 終盤に得点を重ねた福岡ソフトバンクは、先発の武田投手が4回4失点で「大事な場面での投げミスがこういう結果につながった。チームに迷惑をかけてしまった」と肩を落としたが、3番手・甲斐野央投手からは3投手が無失点リレー。打線の追い上げと救援陣の奮闘が光った。

 対する千葉ロッテは、再三のリードを守り切れず。6得点を挙げた打線の援護を生かすことができなかった。

文・成田康史

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