移籍1年目の選手たちの現在の成績は? パ・リーグで活躍中の新戦力を動画付きで紹介

パ・リーグ インサイト

2019.8.20(火) 08:00

北海道日本ハムファイターズ・金子弌大投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・金子弌大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 FAやトレード、戦力外などで、活躍の場を他球団に移す選手たち。近年では、北海道日本ハムの大田泰示選手、公文克彦投手、埼玉西武の榎田大樹投手のように、新天地で大きく飛躍した例もあるが、今年はどうだろうか。2019年にパ・リーグ各球団へ移籍した主な選手の成績を紹介する。

※成績は8月19日試合終了時点

金子弌大投手 オリックス→北海道日本ハム

【今季成績】21試合 4勝6敗 82.2回 57奪三振、防御率3.70

 新天地で迎えた2019年は、先発からショートスターター、ロングリリーフまで、さまざまな起用法に応え北海道日本ハムの投手陣を支えている。若手の多いチームで、ベテランとして手本になるなど、その貢献度は計り知れない。

秋吉亮投手 東京ヤクルト→北海道日本ハム

【今季成績】42試合 0勝3敗 19セーブ 41.2回 35奪三振、防御率2.38

 2013年のドラフト3位で東京ヤクルトに入団し、ルーキーイヤーから3年連続60試合以上の登板を果たした鉄腕だ。しかし、2017年と2018年は怪我の影響で不本意なシーズンとなった。2018年のオフに高梨裕稔投手、太田賢吾選手との交換トレードで、谷内亮太選手とともに北海道日本ハムに入団。2019年は怪我が完治し、防御率2.38、19セーブの好成績を残している。

浅村栄斗選手 埼玉西武→楽天

【今季成績】111試合 打率.263 26本塁打 69打点 OPS.862

 FA権を行使して楽天に移籍した球界屈指の強打者。2018年は、埼玉西武の強力打線の一角を担い、自身初のシーズン30号に到達。打率も3割を超え、2013年以来の打点王に輝いた。活躍の場を楽天に移した今季は、チームトップの本塁打を放つなど、前評判通りの活躍を見せている。

和田恋選手 巨人→楽天

【今季成績】21試合 打率.288 2本塁打 8打点 OPS.723

 7月7日に、古川侑利投手との交換トレードで楽天に移籍した和田恋選手。2013年に巨人に入団すると、長い下積みを経て2018年に二軍で打率.296、18本、87打点の成績を残し、打点と本塁打の二冠に輝いた。トレード後は、3割近い打率を残し、楽天打線の中核を担うまでに急成長を遂げた。

ブランドン・レアード選手 北海道日本ハム→千葉ロッテ

【今季成績】112試合 打率.250 31本塁打 76打点 OPS.860

 北海道日本ハム在籍時の2016年には本塁打王も獲得したリーグ屈指の長距離砲。北海道日本ハム入団から3年連続で30本塁打を記録した。2019年は千葉ロッテに移籍すると、ここまで31本塁打を放ち、長打力不足に悩んでいた千葉ロッテで期待通りの活躍を続けている。

竹安大知投手 阪神→オリックス

【今季成績】8試合 3勝1敗 45回 33奪三振、防御率4.00

 FA権を行使して阪神に移籍した、西勇輝投手の人的補償としてオリックスに入団。昨季は二軍で防御率1.30を記録し、飛躍のきっかけをつかんでいた右腕は、6月12日に初昇格を果たすと、8月17日にプロ初完封を記録するなど、8試合で3勝を挙げている。

新天地でどのような成績を残すのか。最後まで目が離せない

 今季は、多くの選手がパ・リーグ球団に移籍。新天地でさらなる飛躍を遂げた選手もいれば、苦しい状況が続いている選手もいる。シーズンも佳境に入ってきた中で、彼らはどのような活躍を見せるだろうか。可能性を秘めた新戦力たちに期待が膨らむ。

パ・リーグ6球団へ移籍した選手一覧

※()内は前所属球団

・北海道日本ハムファイターズ 5名

【金子弌大投手】(オ)
21試合 4勝6敗 82.2回 57奪三振、防御率3.70
【秋吉亮投手】(ヤ)
42試合 0勝3敗 19セーブ 41.2回 35奪三振、防御率2.38
【吉川光夫投手】(巨)
3試合 0勝3敗 8.1回 6奪三振、防御率8.64
【宇佐見真吾選手】(巨)
25試合 打率.224 0本塁打 7打点 OPS.521
【谷内亮太選手】(ヤ)
24試合 打率.080 0本塁打 1打点 OPS.195

・東北楽天ゴールデンイーグルス 7名

【福井優也投手】(広)
7試合 3勝1敗 30回 16奪三振、防御率5.70
【熊原健人投手】(横)
1試合 0勝0敗 3.1回 3奪三振 防御率5.40
【由規投手】(ヤ)
一軍登板なし
【浅村栄斗選手】(西)
111試合 打率.263 26本塁打 69打点 OPS.862
【下水流昂選手】(広)
28試合 打率.240 1本塁打 3打点 OPS.649
【橋本到選手】(巨)
11試合 打率.000 0本塁打 0打点 OPS.100
【和田恋選手】(巨)
21試合 打率.288 2本塁打 8打点 OPS.723

・埼玉西武ライオンズ 2名

【内海哲也投手】(巨)
一軍登板なし
【廖任磊投手】(巨)
3試合 0勝0敗 3回 4奪三振、防御率3.00

・千葉ロッテマリーンズ 4名

【石崎剛投手】(神)
2試合 0勝0敗 2回 0奪三振、防御率9.00
【レアード選手】(日)
112試合 打率.250 31本塁打 76打点 OPS.860
【細川亨選手】(楽)
20試合 打率.400 0本塁打 1打点 OPS.800
【茶谷健太選手】(ソ)※育成選手
一軍出場なし

・オリックス・バファローズ 5名

【竹安大知投手】(神)
8試合 3勝1敗 45回 33奪三振、防御率4.00
【成瀬善久投手】(ヤ)
6試合 0勝1敗 19.2回 13奪三振、防御率7.32
【モヤ選手】(中)
37試合 打率.261 6本塁打 24打点 OPS.715
【松井雅人選手】(中)
15試合 打率.160 0本塁打 2打点 OPS.352
【松井佑介選手】(中)
7試合 打率.333 1本塁打 1打点 OPS.889

・福岡ソフトバンクホークス 0名

文・鈴木海斗

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