8月6日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの16回戦は、延長の末、4対2で千葉ロッテが勝利。11回裏に清田育宏選手が劇的なサヨナラ本塁打を放ち、勝率5割に復帰した。
千葉ロッテ先発の岩下大輝投手は1回表、2死満塁の場面をなんとかしのいだが、ベースカバーに入った際に足を負傷。自力で歩くことができず、そのまま負傷降板した。
一方、福岡ソフトバンク先発の高橋礼投手は1回裏、角中勝也選手の内野ゴロの間に1点を先制されたが、直後の2回表に甲斐拓也選手の10号ソロですぐさま同点に追い付いた。甲斐選手は、「いつも投手を助けたいと思いながら打席に立っているので、結果として本塁打が増えたことは良かったと思います」と自身初のシーズン2桁本塁打について語った。
千葉ロッテは2回表から2イニングを東條大樹投手が1失点でつなぎ、4回表から登板した石川歩投手が4イニングを無失点に抑える好リリーフを披露。すると7回裏、先頭の井上晴哉選手が安打で出塁し、代走の岡大海選手が盗塁と悪送球で3塁を踏むと、暴投の間に勝ち越し。足を使った攻撃で千葉ロッテが均衡を破った。
1点を追う福岡ソフトバンクは8回表、デスパイネ選手が千葉ロッテの5番手・唐川侑己投手から26号ソロを放ち、試合は振り出しに。9回は千葉ロッテ・益田直也投手、福岡ソフトバンク・高橋純平投手が無失点で抑え、2対2で延長へ。
千葉ロッテは10回表から2イニングを酒居知史投手が無失点に抑えると、11回裏に打線が奮起した。福岡ソフトバンクの5番手・松田遼馬投手から先頭のレアード選手が四球で出塁すると、1死から清田育宏選手が5球目を振りぬいた。高々と上った打球はそのままスタンドに飛び込む8号2ランとなり、4対2で試合終了。
勝利した千葉ロッテは、先発の岩下投手が負傷降板するアクシデントに見舞われたものの、ブルペン陣がフル回転。好投で延長につなぎ、清田選手の一発で試合を決めた。敗れた福岡ソフトバンクは、先発した高橋礼投手が7回4安打2失点(自責1)の力投も、打線が捉えきれず。サヨナラ負けを喫した。
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