千賀滉大が今季初完封で4年連続2桁。首位攻防戦は福岡ソフトバンクが先勝

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2019.8.2(金) 21:22

福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月2日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの3連戦初戦は、2対0で福岡ソフトバンクが勝利。投打の主軸が活躍し、2位・北海道日本ハムとの首位攻防戦を制した。千賀滉大投手は今季初完封で4年連続2桁勝利を達成。また、育成ドラフト出身選手としては最多タイとなる通算52勝目を挙げ、元巨人・山口鉄也氏の記録に並んだ。

 北海道日本ハム・杉浦稔大投手、福岡ソフトバンク・千賀滉大投手の先発で始まった試合は、序盤から投手戦の様相を見せる。杉浦投手が5回を投げて被安打3、5奪三振、無失点の快投を見せると、千賀投手も5回まで被安打1、5奪三振と北海道日本ハム打線に隙を与えず。両チームともスコアボードにゼロを並べ続け、試合は5回を終える。

 均衡を破ったのは福岡ソフトバンクだった。6回表、この回から登板した2番手・堀瑞輝投手に対して1死から1番・牧原大成選手が右前打を放つと、代わった3番手・玉井大翔投手から3番・内川聖一選手が四球を選び、2死1,2塁となる。ここで4番・デスパイネ選手がタイムリー。福岡ソフトバンクが貴重な先制点を挙げ、1対0とリードを握った。

 援護をもらった福岡ソフトバンク・千賀投手は、その後も北海道日本ハム打線を寄せ付けない好投を披露し、6回裏、7回裏はともに安打を許さずに無失点。打線もこれに応え、8回表に1番・牧原選手の適時打で1点を追加し、2対0とリードを広げた。

 8回までで118球を投げていた千賀投手だったが、今季初完封を目指し9回裏のマウンドへ上がる。2死から5番・渡邉諒選手に安打を浴びたものの、最後は代打・田中賢介選手を一ゴロに打ち取って試合終了。福岡ソフトバンクが2対0で勝利を収めた。

 福岡ソフトバンクは、先発・千賀投手が今季初完封で、4年連続の2桁勝利となる10勝目に到達。4番・デスパイネ選手が決勝打を放つなど、投打の役者がしっかりと仕事を果たし、2位・北海道日本ハムとのゲーム差を2.5に広げた。

 一方の北海道日本ハムは、福岡ソフトバンク・千賀投手の前に2安打と打線が振るわず。先発・杉浦投手を援護することができずに2連敗となった。

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