7月4日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天の第14回戦は、6対3で福岡ソフトバンクが勝利。グラシアル選手は、この3連戦で10打数6安打3本塁打11打点と大暴れを見せ、首位攻防戦を3連勝で終えた。
初回、福岡ソフトバンク打線が、楽天先発の辛島航投手の立ち上がりを捉えた。先頭の周東佑京選手が三塁打でチャンスを作ると、3番の内川聖一選手の「最初のチャンスでランナーを返せて良かった。周東のスリーベースを生かせてたし、秀平の三振もカバー出来たので打てて良かったです」と語るタイムリーで先制。なおも2死1塁の場面でグラシアル選手に18号2ランが生まれ、3点のリードを得た。
援護を受けた福岡ソフトバンク先発の千賀滉大投手は2回表、ブラッシュ選手の20号ソロで1点を返される。4回表にはブラッシュ選手と銀次選手に連打を浴び、ウィーラー選手の内野ゴロの間に1点を失い、3対2と1点差に詰め寄られた。
リードする福岡ソフトバンクは6回裏に追撃。辛島投手から安打と四球でチャンスを作ると、グラシアル選手が代わって登板した青山浩二投手から19号3ランを放ち、4点差に。千賀投手は7回127球6安打10奪三振2失点の力投でマウンドを降り、8回表を椎野新投手が走者を背負いながらも無失点に抑え、最終回へ。
9回表からマウンドに上った高橋純平投手が、ウィーラー選手に14号ソロを浴び、続く渡邊佳明選手に安打を許したところで降板したが、後を託された甲斐野央投手がそれ以上の追撃を許さず、6対3で試合終了。
福岡ソフトバンクは、グラシアル選手が2本塁打を含む3安打5打点の大活躍。先発した千賀投手は「点の取られ方が、もったいなかった。追い込んでから決めきれず、球数が多くなってしまい、投球のリズムも悪くなってしまった。6点も取ってくれた野手に感謝です」とコメントしたが、リーグトップの9勝目を挙げた。敗れた楽天は再三好機を得るも、あと一本が出ず。引き分けを挟み、6連敗となった。
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