3点差から逆転されるも再逆転。オリックスが延長戦の末に千葉ロッテを下す

パ・リーグ インサイト

2019.7.2(火) 22:13

オリックス・バファローズ 大城滉二選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 大城滉二選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月2日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第10回戦は、延長戦の末6対5でオリックスが勝利した。一時は3点差から逆転されたものの食らいつき、延長10回裏でサヨナラ勝利を決めた。

 試合は初回から動いた。オリックスは1回裏、3番の大城滉二選手が四球で出塁し、相手の守備の乱れで2死2塁とすると、続く吉田正尚選手が左翼への適時打を放ち、先制に成功。4回裏には、7番・西野真弘選手が相手の守備の乱れで出塁、一気に2死2塁のチャンスを作ると、若月健矢選手、後藤駿太選手の連続適時打で2点を追加。千葉ロッテの先発・岩下大輝投手を捉え、3対0とリードを握った。 

 反撃したい千葉ロッテは5回表、5番・清田育宏選手が四球で出塁、続く井上晴哉選手がオリックスの先発・山岡泰輔投手の高めに浮いたストレートを叩くと、打球はそのまま左翼席へ。この13号2ランで、2対3と1点差に迫る。

 点差を広げたいオリックスは6回裏、西野選手が8球粘った末に四球で出塁し、続く若月選手の左前打で2死1,2塁とすると、後藤選手が2打席連続の適時打を放ち、1点を追加したが、7回表に山岡投手がつかまった。

 2点を追う千葉ロッテは7回表、4番・レアード選手の22号ソロで1点を返上。さらに清田選手、井上選手の連続四球で無死1,2塁の好機を得ると、敵失策の間に同点に追い付く。なおも2死2,3塁の場面で、荻野貴司選手が相手のグラブを弾く強烈な遊安打を放ち、5対4と逆転に成功した。

 勝ち越されたオリックスは8回裏、先頭のマレーロ選手が自身の誕生日に華を添える2号ソロを放ち、試合を振り出しに戻し、同点のまま迎えた9回裏は、無死満塁とサヨナラのチャンスを迎えるもののあと一本が出ず、試合は延長戦へ突入する。

 オリックスは10回裏、若月選手、福田周平選手の右前打などで1死満塁と再び絶好の好機を得ると、大城滉二選手の遊安打の間に3塁走者が生還。このプレーに関してリクエストがあったものの判定は覆らず、オリックスが6対5でサヨナラ勝利を飾った。

 勝利したオリックスは12安打6得点と、打線が勝ち越されてから追いつき、執念で勝利をつかんだ。敗れた千葉ロッテは3点差から逆転したものの、中継ぎ陣が粘れなかった。

文・粟盛優佳

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE