シーソーゲームは福岡ソフトバンクに軍配。高橋純平が連日の白星を挙げる

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2019.6.30(日) 18:20

福岡ソフトバンクホークス・高橋純平投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・高橋純平投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月30日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの3連戦第3戦は、4対3で福岡ソフトバンクが勝利。29日の試合に続いて終盤にしぶとく逆転し、連勝を4に伸ばした。
 
 1回裏、北海道日本ハムは1番・西川遥輝選手が四球で出塁すると、2番・杉谷拳士選手が安打で続いて無死1,3塁とする。この場面で3番・近藤健介選手がしっかり犠飛を決め、福岡ソフトバンク・松本裕樹投手から1点を先取した。

 追いかける展開となった福岡ソフトバンクだったが、直後の2回表、4番・デスパイネ選手選手の四球と6番・内川聖一選手の二塁打で2死2,3塁とすると、北海道日本ハム・浦野博司投手の暴投で1点を返す。さらに2死1,3塁から9番・高田知季選手が右前に適時打を運び、2対1と勝ち越しに成功した。 

 3回は両チームとも無得点に終わり、迎えた4回裏。北海道日本ハムは先頭の5番・王柏融選手が左前打を放つと、渡邉諒選手が四球で続いて得点圏に走者を進める。この好機に8番・清水優心選手が中前へ適時打を運んで同点とすると、2死1,3塁から捕逸の間に1点を加え、3対2と再びリードを奪った。

 5回以降は両チームの救援陣が奮闘する。北海道日本ハムが2番手・金子弌大投手から公文克彦投手、宮西尚生投手とつないで7回までを無失点に抑えると、福岡ソフトバンクも先発・松本裕樹投手の後を受けた椎野新投手、嘉弥真新也投手、高橋純平投手のリレーで流れを渡さず、3対2と北海道日本ハムが1点をリードしたまま、試合は最終盤へと進んでいく。

 迎えた8回表、福岡ソフトバンクは先頭の2番・明石健志選手が右前打で出塁すると、続く3番・グラシアル選手が値千金の同点打を放ち3対3の同点となる。さらに1死3塁となってから、5番・松田宣浩選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還し、福岡ソフトバンクが4回以来となるリードを奪って試合をひっくり返した。

 福岡ソフトバンクは8回裏を5番手・モイネロ投投手が無失点に抑えると、9回裏のマウンドに6番手・甲斐野央投手を送り込む。1死から1番・西川選手に四球を与えたものの、最後は3番・近藤選手を一ゴロに打ち取って試合終了。4対3で福岡ソフトバンクが勝利した。
 
 福岡ソフトバンクの4番手・高橋純平投手が、プロ初勝利となった昨日に続く2勝目。5回以降は北海道日本ハム打線に得点を許さなかった救援陣の奮闘が光る勝利となった。対する北海道日本ハムは5番手・ロドリゲス投手が崩れ、連敗ストップとはならなかった。

文・成田康史

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