ロメロがサヨナラ犠飛。オリックスが3夜連続逆転勝ちで関西ダービー勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2019.6.15(土) 21:51

オリックス・バファローズ ロメロ選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ ロメロ選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月15日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと阪神の「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、3対2でオリックスがサヨナラ勝利。3試合連続の逆転勝利で3カードぶりの勝ち越しを決めた。

 オリックスは初回、阪神先発の岩田稔投手の立ち上がりを捉えた。先頭の福田周平選手が内野安打で出塁し、すかさず盗塁を決める。そして1死から4番・吉田正尚選手の進塁打で3塁を踏むと、中川圭太選手の「チャンスでしたし、なんとかうしろの打者につないでいく気持ちで打ちました」と語るタイムリーで生還した。

 先制点を貰ったオリックス先発の山岡泰輔投手は、初回から2イニングを3者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せたが、中盤に阪神打線につかまった。4回表、糸原健斗選手、糸井嘉男選手の連打で同点とされると、6回表には4番・大山悠輔選手にタイムリーを浴び、勝ち越しを許した。

 エースを援護したいオリックス打線は7回裏、福田選手の二塁打と佐野皓大選手の犠打で1死3塁のチャンスを作ったが、あと一本が出ず。8回裏は藤川球児投手の前に無失点に倒れ、1対2のまま最終回へ。

 しかし、1点を追うオリックスは、ここから粘りを見せた。9回裏、代打・小島脩平選手が安打を放つと、続く福田選手は敵失で出塁し、盗塁を決めて無死2,3塁の絶好機を得る。この場面で打席に立った代打・小田裕也選手は三ゴロに倒れるも、3番・吉田正選手が値千金の同点タイムリー。そして、なおも1死2,3塁のチャンスでロメロ選手が決勝点を挙げる犠飛を放って試合終了。3対2でオリックスがサヨナラ勝利した。

 山岡投手の好投に応えることができなかった打線が9回につながり、逆転勝利を飾った。山岡投手は降板後、「調子自体は良かったですし、先発として長いイニングを投げることができたところは良かったと思います。ただ、6回の勝ち越しを許してしまった場面は、なんとか粘りたかったですし、抑えたかったです」とコメントした。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE