受賞ラッシュの埼玉西武森が誓う来季の成長 「バッテリーで勝てる捕手になれれば」

Full-Count 上岡真里江

2018.12.4(火) 11:47

契約更改に臨んだ埼玉西武・森友哉※写真提供:Full-Count(写真:上岡真里江)
契約更改に臨んだ埼玉西武・森友哉※写真提供:Full-Count(写真:上岡真里江)

炭谷が巨人へFA移籍「正捕手をしっかり担えるようにやりたい」

 埼玉西武の森友哉捕手が3日、倍額の8000万円(金額は推定)で来季契約を更改した。

 悔しさが原動力となった。昨季は開幕前に負った骨折の影響で38試合出場に終わり、不完全燃焼に終わった。「その悔しさに対して、今年はものすごく強い思いがあった」。その今季に懸ける思いをしっかり結果で体現。136試合出場、74試合で先発マスクをかぶり、打率.275、16本塁打、80打点と、攻守にわたり優勝に大きく貢献した。

 シーズン途中には「体力的にしんどい時期もありました」と明かすが、「試合に出られる楽しさが一番でした」と充実感が上回った。また、16勝を挙げ最多勝利投手となった多和田真三郎とのコンビで最優秀バッテリー賞、ベストナイン(捕手部門)、『2018スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞』など、受賞ラッシュのシーズンとなった。

 それでも、本人の口をついたのは「(打撃面では)全体的には納得できない。打率もですし、すごく波のある選手。その波を減らしていきたい」と、反省の弁だった。捕手としても優勝チームをリードしたが、「今季に関しては、すごい点差からの逆転など、打撃陣が圧倒的だった。来年はバッテリーで勝てるキャッチャーになれれば」と、さらなる成長を誓った。

 毎年、自主トレ期間中の体重増に悩まされているため、「太らない」が今オフのテーマだと報道陣を笑わせつつも、「来シーズンから銀さん(炭谷銀仁朗)がFAで抜ける。正捕手をしっかり担えるようにやりたい」。先発マスク100試合、打率3割を宣言するその眼には、来季への自信がみなぎっていた。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

記事提供:Full-Count

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