延長10回に「初めての体験」で劇的一発「新しいバットをまた補充します」
■福岡ソフトバンク 5-4 広島(1日・ヤフオクドーム)
やっぱりこの男が決めた。福岡ソフトバンクは1日、本拠地ヤフオクドームで行われた広島との日本シリーズ第5戦で劇的なサヨナラ勝ち。延長10回に柳田悠岐外野手が劇的な一発を放ち、このシリーズ2度目の延長戦に突入した大激戦に終止符を打った。2年連続日本一に王手。柳田はサヨナラ弾でバットが折れていたという衝撃の事実を明かしつつ「すごく嬉しいです」と振り返った。
延長10回だった。先頭で打席に入った柳田が広島守護神・中崎からシリーズ初アーチとなるサヨナラ弾を放ち、劇的なサヨナラ勝ちを決めた。本拠地での日本シリーズはこれで12連勝。3勝1敗1分けで日本一に王手をかけ、第6戦から再び敵地マツダスタジアムに乗り込むことになった。
試合後、お立ち台に上がった柳田は「疲れてます!」と第一声を発し、笑いを誘った。「久々にももクロの『怪盗少女』が流れたので、めちゃくちゃテンション上がっていきましたね」。サヨナラ弾を放つ気持ちは「全くなかった」というものの、劇的な一発を放った。ただ、衝撃はこれだけではなかった。
「バット折れてたので、新しいバットをまた補充します」
サヨナラ弾でバットが折れたのかを確認されると、「そうですね。『うわ~折れた』と思ったんですけど、テラスに入ったので、ビックリしました。初めての経験なので、すごい嬉しいです」と笑顔で振り返った。王手をかけて「あと1つです」と気持ちを入れ直した主砲。4番の一発で、福岡ソフトバンクが2年連続日本一に手をかけた。
(Full-Count編集部)
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