10月21日、埼玉西武は「パーソル CS パ」ファイナルステージ第5戦で福岡ソフトバンクに敗れて CS敗退が決定し、同時に2018年シーズンが終了した。試合後に浅村選手は今季を振り返り、下記のように語った。

(浅村選手)選手としては良い活躍ができたと思っている。たまたま自分の調子が良かっただけで、僕の調子が悪い時はシーズン中にいっぱいありました。チームとしてはホークスとの差というものをこういう短期決戦であらためて感じたということもあります。せっかく今年は優勝したのに、ここで今までみたいに負けてしまったので、そこが課題でもありますし、悔しい思いもありますね。

-監督も言っていましたが、去年の悔しさと今年の悔しさは違うものですか。

(浅村選手)リーグ戦では優勝できましたし、一度も1位を譲ることなくずっと首位で突っ走れたというのは今までにないチームの強さにもなっていると思いますし。ここぞというところでの差かなというふうに思います。

-悔しさという面では去年と比べていかがですか。

(浅村選手)やっぱり悔しいですよ。去年と比べても。日本一にこのチームでなりたいという気持ちもありましたし、その力は付いてきているとシーズン中にも思いました。日本一になれなかったというのが悔しいですね。

-ファンの方からの歓声がすごかったと思うのですが、その姿を見たときにどのように思いましたか。

(浅村選手)毎年お客さんもどんどん入ってくれますが、今年は声援というのも今まで以上に大きかったです。そこで一緒に喜びたいと思いながら戦ってきたので。それができずに悔しいなと思いながら、ファンの皆さんの声援は聞いていました。

-終わったばかりですが、FAというものはどうお考えですか。

(浅村選手)終わったばかりなので、今どうこうという話ではないですが、自分の今後の野球人生もありますし。まずはライオンズ球団と話して、そこからゆっくり考えたいなと思います。

-辻監督の涙というのはどういうふうに映りましたか？

(浅村選手)あらためて一緒になって戦ってくれていたということも感じましたし、選手に近い監督で、コミュニケーションも取っていますし、いい監督だと思います。

-今日の結果が来年のチームを決めるうえで何か影響を与えることはありますか。

(浅村選手)こんなに悔しい思いというのも最近はなかったです。Bクラスで終わる悔しさ、去年2位となってファーストステージで負けましたが、それよりも今年は優勝しても悔しい想いをする。こういう気持ちになるというのはみんなが必死になって戦っていたからこそで、一緒に日本一になりたいという気持ちでやっていたと思うので、一番悔しかったですね。

-やり残したというものは。

(浅村選手)やり残したというものはない、個人としてはないですね。満足のいく成績で、多少はチームに貢献できたと思っています。日本シリーズには行きたかったですけど、そこは課題として……。

-ホークスとの差というのはこういう勝負所での差とお考えでしょうか。

(浅村選手)いいピッチャーが多いですが、今言っても仕方がないことですし、こういう舞台に慣れている選手が多いなというふうに思いました。どっしりと戦っているなと印象はありました。それに比べて(埼玉西武には)緊張感や、初出場の選手もいましたのでそういうところの差なのかなと。

＜取材：藤原彬＞