10月21日、埼玉西武は「パーソル CS パ」ファイナルステージ第5戦で福岡ソフトバンクに敗れて CS敗退が決定し、同時に2018年シーズンが終了した。試合後に山川選手は今季を振り返り、下記のように語った。

(山川選手)全てにおいて、もうひと回り大きくならないとダメだなって感じたので、今年の結果に何も満足してないです。ただの練習不足と思ってます。やっぱりもっと練習しないと試合で打てないなって。練習をたくさんすれば、きっとまた打てるようになると思う。ここからしっかり休んで、個人としてはキャンプと侍ジャパンに向けて練習するしかないと思ってます。

-短期決戦というのはシーズンとは違ったか。

(山川選手)違うと思います。先発ピッチャーの球が少しでも浮き始めたら、もうすぐに代わりますし、シーズン中よりは厳しいところが多い気がしました。でも打てる球も全然あったはずなので、そこを打てなかった自分がやっぱり情けないというか。これからもこういう(大事な)場面とか機会はあると思うので、またそこで打つために練習したいです。

-シリーズに入る前に「全力」だとおっしゃっていましたが、全力で戦ったうえでの結果。

(山川選手)全力でやって負けたときは、よく気持ちの差とか言われると思うんですけど、先にそれを持っていきたくないので。やっぱり技術不足だと思う。気持ちでは、絶対ソフトバンクに負けていたつもりはないですし、どうにか塁に出ようとかホームランを打とうとは、もちろん思ってました。それでも大事なところで打てなかったのは技術不足。

-しいて挙げるとするなら、技術面の課題は。

(山川選手)全部ですよ。ホームラン打つときのスイングがよりコンパクトに、より正確にできるはずなので。今年47本打ちましたけど、それ以上打ってる人も歴代でもちろんいますし、打率も.360や.370打ってる人もいますし、そういう人たちがいるってことは絶対無理じゃない。僕に何が足りないのかって言ったら技術だと思う。技術ってことは練習。そこをあまり気持ちとかで済まさないように。きっと3割を打てるし、ホームランももっと打てるし、相手がいくら厳しいところにきても、打てるはずで、そのすべがあったはずなので。ただこの現状はしっかり受け止めたいです。

＜取材：藤原彬＞