9月21日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第23回戦は、8対2で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武は2回表、1死1塁から山村崇嘉選手が二塁打を放つと、打球処理がもたつく間に1塁走者が本塁に生還し、先制に成功。続く長谷川信哉選手の適時打、なおも2死2塁から古賀悠斗選手にも適時打が生まれこの回3点を挙げた。さらに3回表にセデーニョ選手の適時打、5回表には源田壮亮選手の犠飛でそれぞれ1点を加え、点差を5点に広げた。

　先発の隅田知一郎投手は3回まで毎回走者を出すも、得点は与えず。5回裏に2死2塁から村林一輝選手に適時打を浴び、続く6回裏には浅村栄斗選手に8号ソロを許すも、6回99球5安打6奪三振2四球2失点の好投でリリーフ陣に後を託した。

　7回表、源田選手の本日2本目の犠飛で1点を、続く8回表は1死満塁から捕逸と山村選手の犠飛で2点を加え、8対2とする。救援陣も無失点でつなぎ、9回裏は中村祐太投手が3人で締めた。勝利した埼玉西武は、先発の隅田投手がプロ4年目で初の2桁勝利を達成。打線は渡部聖選手、山村選手が3安打、源田選手が2本の犠飛で2打点を挙げる活躍を見せた。

　一方、敗れた東北楽天は先発の藤井聖投手が2.0回37球6安打1奪三振4失点（自責点2）で試合をつくることができなかった。打線はつながりを欠いて序盤のチャンスを生かせず。5安打2得点に終わった。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ０３１０１０１２０ ８
楽 ００００１１０００ ２

西 ○隅田知一郎-甲斐野央-黒木優太-中村祐太
楽 ●藤井聖-津留崎大成-則本昂大-宋家豪-江原雅裕-加治屋蓮

文・香山唯

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