1月11日(土)横浜スタジアムに程近い関内ホールにて、横浜DeNAベイスターズオフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」を2024年シーズンをもって卒業した、Fukaさんの卒業公演が行われた。
球界初となる単独公演「diana Fuka卒業公演」には、スペシャルゲストとしてセ・パ5球団のチアパフォーマーも出演。その日限りのコラボパフォーマンスなどで会場を盛り上げ、同時代に活動したプロ野球チア界の仲間の卒業に、はなむけのダンスを贈り華を添えた。

セ・リーグからは、読売巨人軍公式マスコットガール「VENUS(ヴィーナス)2024」の伊藤るうなさん、東京ヤクルトスワローズ公式ダンスチーム「Passion(パッション)」のRINAさん、中日ドラゴンズオフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ」のMANAさん。
そしてパ・リーグからは、福岡ソフトバンクホークスオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「Honeys(ハニーズ)」のSHOKOさん、千葉ロッテマリーンズ公式チアパフォーマー「M☆Splash!!(エムスプラッシュ)」のYUKAさんが登場。
同公演で他球団チアパフォーマーに出演依頼をした経緯について、横浜DeNAベイスターズ dianaマネージャー 延原雅代さんはこう話す。
「シーズン中は他球団チアチームと共演することはありますが、オフシーズンでの共演はこれまでありませんでした。球界初となるメンバー単独公演の開催を考えた際に、開催時期がオフシーズンであることから、この試みがプロ野球ファンやチアパフォーマーファンの方々に球団の垣根を超えて楽しんでいただく機会にもなればと思い、お声がけさせていただきました」
公演にはDeNAベイスターズ以外のユニフォームを着たファンも散見。延原さんは「各球団ファンの皆さんが同じ空間で一体となって楽しんでいただく場を作ることができたのではないかと感じています」と手応えを口にした。

HoneysのSHOKOさん、M☆Splash!!のYUKAさん、そしてdianaのFukaさんに公演後お話を聞いた。ゲストのお二人は、今回の出演依頼を受けた際「ぜひ出たいです!」と即決で回答したという。
2025年シーズンでHoneys在籍8年目、キャプテンとしてチームを牽引するSHOKOさんは、
「私も長く活動しているので、今日6年間の活動を経て卒業していくFukaさんの姿に自分自身を重ねて見てしまうことが何度もありました。Fukaさんがどんなふうに頑張ってきたのかがすごく伝わってきて本当に感動しましたし、dianaさんの力強くかっこいいパフォーマンスも間近で見て刺激をいただいたので、福岡に帰っても頑張りたいなと思います」

M☆Splash!!在籍8年目、リーダーとしては4年目のシーズンを迎えるYUKAさんは、
「dianaさんとはこれまでコラボさせていただく機会が多く、Fukaちゃんが引っ張って、そこにみんながついていくチームの姿をこれまでも見ていました。メンバーみんなで作り上げている雰囲気、気持ちをひとつにパフォーマンスを届けて行く姿勢をdianaさんからいつも学ばせてもらっています。今日も刺激をたくさん受けたので、私もまた頑張ります」

そして自身の単独卒業公演を終えたFukaさんは、他球団チアパフォーマーとの共演について
「まさか他球団チアパフォーマーの皆さんが出演してくださるなんて思ってもみませんでした。全員でダンスを合わせられたのは当日の朝のみでしたが、完璧なパフォーマンスを見せてくださいました。出演いただいた皆さんには感謝しかありません」そう目に涙を浮かべながら言葉をつむぐと、
「たくさんの人に支えていただいたことをあらためて今日感じることができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、Fukaさんにとってかけがえのない時間となった卒業公演を振り返った。
取材・文 池田紗里