6月8日13時から、パ・リーグ球団主催のファーム公式戦が3試合行われる。

藤岡裕大がファームで調整中

　ロッテ浦和球場でイースタン・リーグ公式戦、千葉ロッテ対東北楽天8回戦が行われる。

【今季対戦成績】千葉ロッテ（5位）対東北楽天（2位）3勝3敗1分

　千葉ロッテは先月19日に一軍登録を抹消されていた藤岡裕大選手が「2番・二塁」で復帰。打つ方は併殺打と左飛でノーヒットだったが、守備では叩きつけられた打球をきっちり処理している。調整ぶりに注目だ。

　このカード初戦を延長戦の末に粘り勝った東北楽天。その延長10回裏、千葉ロッテの反撃を断ったのが黒川史陽選手。レフト前へ抜けるかという当たりに飛びつき、落ち着いて二塁へ送球し最後のアウトを奪った。ここまでファーム45試合、打率.237の成績だが、この試合でも攻守で諦めを感じさせないプレーに期待したい。

公式戦初の3安打をマークした育成4位ルーキーに注目

　CAR3219フィールドでイースタン・リーグ公式戦、埼玉西武対東京ヤクルト9回戦が行われる。
　
【今季対戦成績】埼玉西武（3位）対東京ヤクルト（7位）5勝3敗

　埼玉西武の育成4位ルーキー・金子功児選手は、7日の試合で公式戦初の3安打を記録。そのうちの一本はライト線を鋭く破る二塁打だった。1日のオイシックス新潟戦以来となる出場で、上々の結果を残した20歳の打棒に注目だ。

一軍での経験を糧に。横山聖哉は再びファームで鍛錬中

　和歌山・紀三井寺公園野球場でウエスタン・リーグ公式戦、オリックス対福岡ソフトバンク10回戦が行われる。

【今季対戦成績】オリックス（3位）対福岡ソフトバンク（1位）3勝4敗2分

　オリックスはドラフト1位・横山聖哉選手が6月から再びファームで経験を積んでいる。このカード初戦は「7番・遊撃」でスタメン。得点圏で回ってきた第2打席は空振り三振、第3打席は内野ゴロとチャンスで倒れてしまった。しかし、第4打席は1死2塁の場面でチャンスを広げる流し打ちを披露。高卒ルーキーのさらなる成長が楽しみだ。

　育成5年目の福岡ソフトバンク・石塚綜一郎選手は、ファーム19試合の出場で打率.343、3本塁打、13打点とアピール中。23歳の誕生日だった6月7日の試合には「5番・左翼」でスタメン出場し、1対1の9回表に試合を決める適時二塁打を打ってみせた。快音を続けて支配下を目指し、厳しい競争を勝ち抜けるか。

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・ウエスタン・リーグ順位／個人成績