二軍投手コーチ「一軍の戦力にならないと困る選手」
『プロ野球フレッシュオールスターゲーム2018』にイースタン選抜の一員として出場した千葉ロッテの岩下大輝投手が、1イニングを無失点に抑え、中日・石垣雅海選手への初球で自己最速となる151キロを計測した。「基本的にファウルを取れているので、まあまあです」と、自身のストレートに一定の手応えをつかんでいる。
成長著しいプロ4年目の右腕だが、「四球率がだいぶ高い。中継ぎで投げるにしても、先発を務めるにしても、自分の弱点は四球率。そこを減らさないといけない」と課題点を挙げる。
言葉通り、31.2回を投げて四死球数は17個とやや多い。先発した6月12日の埼玉西武との二軍戦では、4.2回を投げて1失点に抑えたが、5つの四死球を与えた。そのため現在は、四球数を減らすことをテーマに練習から取り組んでいる。
小野晋吾二軍投手コーチは岩下投手について、「4年目ということで、一軍の戦力にならないと困る選手。それだけのポテンシャルを持っていると思います」。
「球速に関しては(スピードが)出るようになりましたし、変化球の精度など一軍に近いレベルのモノはあるんですけど、一軍で細かい部分で足りない部分が多い。そのひとつが四球」と話し、「細かい部分をできるようにするため、今は見ています」と続けた。
フレッシュオールスターでの活躍や小野コーチ評が示すように、一軍に近いところまで成長してきている岩下投手。初昇格を手にするためにも、“制球力"の向上がカギを握りそうだ。
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