荘司康誠と渡辺翔太で計13勝 2023年ルーキーの活躍【東北楽天編】

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東北楽天ゴールデンイーグルス・荘司康誠投手(C)Rakuten Eagles
東北楽天ゴールデンイーグルス・荘司康誠投手(C)Rakuten Eagles

 10月26日(木)に2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD が開催される。2019年以来4年ぶりに会場に観覧客が来場し、さらなる盛り上がりを見せそうだ。

 ところで、昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したか。千葉ロッテとの競合・抽選の末、交渉権獲得に至った荘司康誠投手ら、東北楽天のルーキーの活躍を振り返る。

荘司康誠と渡辺翔太がチームの上昇に貢献

 今シーズンの東北楽天は前半戦こそ低迷したものの、後半戦から巻き返し、最終盤までパーソル CS パ出場権を争った。そのチームの上昇に貢献したのが、ドラフト1位・荘司投手とドラフト3位・渡辺翔太投手だ。

 荘司投手のプロ初登板は4月22日北海道日本ハム戦。本拠地で先発し、6回途中3失点も初黒星を喫した。その後も5月28日の9回7奪三振2失点など好投を続けるが、なかなか勝ち星に恵まれず。そして9試合目の登板となった7月5日オリックス戦。6回5安打2四球8奪三振無失点で待ちに待ったプロ初勝利を手にした。

 19登板で5勝3敗、防御率3.36。チーム2位の93奪三振を記録した。6月4日の敗戦を最後に負けなし、自身5連勝でシーズンを終えた。来シーズンは開幕から先発ローテーションを守り、2桁勝利を狙いたい。

 そして、渡辺投手はパームを武器に中継ぎとして奮闘した。51試合に登板し、25ホールド1セーブ、防御率2.40。リリーフながら8勝(3敗)を挙げているのも、しびれる場面や接戦を任された証だ。

 勝てばパーソル CS パ出場がかかった10月10日の最終戦も登板したが、この日は3安打を浴び2失点。チームとしても渡辺投手としても悔しい形でシーズンの幕が下りてしまったが、この経験を糧に来季ますます飛躍するはず。

 また、ドラフト4位・伊藤茉央投手も25試合、1勝0敗3ホールド、防御率3.27とリリーフで爪痕を残す。そして、育成ドラフト1位・辰見鴻之介選手はファームで開幕から快音を飛ばし続け、7月に支配下登録を勝ち取った。来季のプロ初出場に期待したい。

文・菊地綾子

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