9月30日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第25回戦は、4対3でオリックスが勝利。対戦成績16勝9敗で今季の千葉ロッテ戦を終えた。

　試合は初回から動いた。1回表、安田尚憲選手の適時打で先発・山本由伸投手が先制されると、直後の1回裏にオリックスも宗佑磨選手の適時二塁打で同点に。さらに1死3塁として、吉田正尚選手に犠飛が生まれ、すぐさま逆転に成功した。

　その後は両先発が踏ん張り、試合は後半へ。7回表に山本投手が1点を失うも、打線は8回裏に宗選手の二塁打をきっかけに2死1、3塁とする。ここで相手投手の投球を捕手が前に弾く間に、宗選手が思い切って本塁へ突入。貴重な勝ち越し点をもぎ取った。

　1点リードの9回表は平野佳寿投手が登板したが、藤原恭大選手に適時打を許して再び同点となる。しかし9回裏、先頭の紅林弘太郎選手が二塁打で出塁。2死3塁から、福田周平選手がセーフティバントを決め、サヨナラ勝利を飾った。

　オリックスがサヨナラ勝利で優勝へ望みをつないだ。打っては福田選手が決勝打、宗選手が3安打の活躍。投げては先発の山本投手が7回7安打10奪三振2失点、引退セレモニーを控える能見篤史投手が8回表に登板し、安田選手から三振を奪った。

　一方敗れた千葉ロッテは、2度同点に追い付くも逆転できず。先発・本前郁也投手が5回4安打2四球2失点と試合をつくったが、終盤にリリーフがつかまった。

　 １２３４５６７８９　 計
ロ １０００００１０１　 ３
オ ２００００００１１Ｘ ４

ロ 本前郁也-岩下大輝-小野郁-東條大樹-益田直也-●オスナ
オ 山本由伸-能見篤史-阿部翔太-○平野佳寿

文・丹羽海凪

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