8月28日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武の第24回戦は、10対4で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武先発のエンス投手は初回、1死1塁から安打と味方の失策が重なり、先制を許す。以降は粘りの投球で5回までを1失点にまとめた。

　打線は、3回まで相手先発の山崎颯一郎投手の前に無得点に抑えられるが、4回表に2番手・山崎福也投手から6連打を放つなど、この回8安打で5得点を奪い逆転に成功。5回表にも1死満塁から、鈴木将平選手の犠飛で1点を追加した。

　エンス投手は6回裏、中川圭太選手に4号3ランを浴び、ここで降板。打線は6回表に山川穂高選手の適時打、7回表に愛斗選手の適時二塁打でそれぞれ1点を追加、8回表には山川選手の37号2ランで2桁得点に乗せる。

　7回以降は水上由伸投手、スミス投手、本田圭佑投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、10対4で試合終了。エンス投手が5.2回110球5安打3四死球7奪三振4失点で9勝目をマーク。打線は先発全員安打を記録、16安打10得点の猛攻を見せた。なお、今試合で球団通算5000勝を達成している。

　敗れたオリックスは、緊急登板となった先発の山崎颯投手が、3回1安打5奪三振無失点の好投。しかし2番手の山崎福投手がつかまり、0.2回6安打5失点で負け投手に。中継ぎ陣も嫌な流れを断ち切れず、合計10失点を喫した。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ０００５１１１２０ 10
オ １００００３０００ ４

西 ○エンス-森脇亮介-水上由伸-スミス-本田圭佑
オ 山崎颯一郎-●山崎福也-村西良太-比嘉幹貴-本田仁海-宇田川優希

文・成田理亮

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