8月2日、ベルーナドームで行われた埼玉西武とオリックスの第16回戦は、埼玉西武が4対2で勝利した。
埼玉西武の先発は高橋光成投手。初回を3者凡退に切って取ると、続く2回表も無失点に抑え、幸先の良い立ち上がりを見せる。一方の打線も、オリックスの先発・山本由伸投手から初回に無死満塁、2回裏にも1死満塁と続けて好機を生み出すが、後続がつながらず無得点に終わってしまう。
4回表、2死1塁から宗佑磨選手に1号2ランを浴び先制点を許すが、その裏に2死1塁から源田壮亮選手が適時三塁打を放ち、すぐさま1点を返す。高橋光成投手は5回表に2死満塁の場面を抑えると、6回表、7回表とオリックス打線を完璧に封じ主導権を握らせない。8回表には先頭打者に安打を打たれるも、後続を2者連続三振に抑えたところで降板。後を受けた2番手・佐々木健投手も宗選手を三振に切って取り、無失点でつなぐ。
力投を見せる投手陣を援護したい打線は8回裏、金子侑司選手の内野安打、外崎修汰選手の四球で1死1、2塁とすると、源田選手が適時打を放ち試合を振り出しに戻す。なおも2死満塁として、栗山巧選手が押し出し四球を選び、勝ち越しに成功。さらに呉念庭選手の適時内野安打でリードを2点に広げると、9回表は守護神・平良海馬投手が無失点で締め、4対2で試合終了。
勝利した埼玉西武は、先発の高橋光成投手が7.2回7安打7奪三振2失点の粘投を披露。2番手・佐々木健投手が今季3勝目をマークした。打線では、外崎選手が2安打3四球と全打席出塁、源田選手が3安打2打点と躍動したほか、1カ月ぶりに一軍復帰を果たした栗山選手が決勝点となる四球を選び、さすがの選球眼を見せた。
一方敗れたオリックスは、先発・山本由伸投手が6回7安打7奪三振1失点の内容も、3番手・本田仁海投手がつかまり、リードを保てなかった。なお、若月健矢選手は5試合連続マルチ安打を記録している。
123456789 計
オ 000200000 2
西 00010003X 4
オ 山本由伸-阿部翔太-●本田仁海-近藤大亮
西 高橋光成-○佐々木健-S平良海馬
文・村井幸太郎
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