7月29日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第16回戦は、9対8でオリックスが勝利した。
オリックス打線は1回表、先頭の安達了一選手が安打で出塁すると、続く福田周平選手の適時二塁打で先制に成功する。さらに2死3塁から杉本裕太郎選手がレフトスタンドに12号2ランを放ち、千葉ロッテ先発の石川歩投手から3点を奪取した。
打線の援護を受けた先発の山崎福也投手だったが、1回裏に荻野貴司選手の1号ソロとなる先頭打者本塁打を浴び、すぐに1点を返される。2回裏にもエチェバリア選手に2号2ランを許し、同点に追い付かれた。
直後の3回表、2死満塁からマッカーシー選手が押し出し死球を受けて1点を勝ち越し。しかし山崎福投手は5回裏、2死1、2塁のピンチを背負い、高部瑛斗選手選手に逆転2号3ランを浴びる。後続は抑えたが、5回68球4安打1四球3奪三振6失点(自責点3)の内容でマウンドを降りた。
打線は6回表に1点を返したが、直後の6回裏に松川選手の適時打などで2点を奪われスコアは5対8に。しかし、最終回に千葉ロッテの守護神・益田直也投手を攻めて無死1、2塁のチャンスを迎える。ここで杉本選手が本日2本目となる13号3ランを放ち、試合を振り出しに戻した。
迎えた延長12回表。1死から若月健矢選手が安打で出塁すると、2死1塁で代走・小田裕也選手を投入。盗塁で2塁に進塁すると、福田選手の内野安打に相手失策が絡み、その間に小田選手が勝ち越しのホームを踏んだ。最終回は近藤大亮が無失点で締めて、試合終了。
勝利したオリックスは、杉本選手が2本塁打を含む3安打5打点の大活躍。投げては7番手で登板した阿部翔太投手がプロ初勝利を挙げた。一方敗れた千葉ロッテは、3点リードで迎えた9回裏に追い付かれ、延長戦で守備が乱れた。
123456789101112 計
オ 301001003001 9
ロ 120032000000 8
オ 山崎福也-黒木優太-張奕-ビドル-本田仁海-ワゲスパック-○阿部翔太-S近藤大亮
ロ 石川歩-小野郁-ゲレーロ-オスナ-益田直也-佐々木千隼-●廣畑敦也
文・木村圭
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