6月24日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武と東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦、第10回戦は14対5で埼玉西武が勝利した。
埼玉西武の先発・佐藤隼輔投手は、テンポの良い投球を披露。初回に内野安打で出塁されるも、後続を併殺に打ち取りピンチの芽を摘む。2回表、3回表と3者凡退に抑えると、中盤以降は安打を許しながらも粘投を続けた。しかし6回表に崩れて3点を失い、この回途中で降板。5.1回84球7安打1四球2奪三振5失点の投球内容だった。
一方の打線は3回裏、相手先発・寺島成輝投手を攻め立てた。先頭の岸潤一郎選手が四球で出塁すると、コドラド選手に3号2ランが生まれ、2点を先制する。なおも、2四球と安打で1死満塁の好機をつくると、中村剛也選手が適時二塁打を放ち、走者2人が生還。さらに、渡部健人選手が8号3ランをたたき込むと、コドラド選手に適時打が生まれ、打者13人の猛攻で8対0と突き放した。
打線は中盤以降も攻撃の手を緩めない。5回裏には、1死1、2塁の好機で、コドラド選手が適時打を放ち、9対0に。さらに1死満塁とすると、長谷川信哉選手の適時打、山村崇嘉選手の犠飛、呉念庭選手の適時二塁打で、この回一挙5得点を奪った。7回裏には、代打・戸川大輔選手に3号ソロが生まれ、14対5に。大きく突き放した。
後を託された救援陣は、6回表途中から出井敏博投手が登板。走者を返されながらも、リードは渡さず、7回表までの1.2イニングを投げ切る。8回表からは、今井達也投手がマウンドへ。150km/h台の直球を武器に2イニングを無失点に抑え、試合を締めた。
勝利した埼玉西武は、14安打14得点と打線が爆発。コドラド選手が先制2ラン含む3安打4打点、渡部選手が2安打1本塁打3打点の活躍だった。投げては、復帰登板を果たした今井投手が、2イニングを無失点に抑える好投を披露。直球と切れ味鋭い変化球で相手打線をねじ伏せ、順調な調整ぶりを感じさせた。
123456789 計
ヤ 000005000 5
西 00805010X 14
ヤ ●寺島成輝-嘉手苅浩太-柴田大地
西 ○佐藤隼輔-出井敏博-今井達也
文・谷島弘紀
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