6月22日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの第11回戦は、5対0でオリックスが勝利。首位・福岡ソフトバンクに連勝を飾った。
オリックスの先発は田嶋大樹投手。初回、2死2塁からデスパイネ選手に安打を許すも、中堅手・福田周平選手が好返球を見せ、得点を許さない。2回表も走者を出しながらも無失点で抑えると、尻上がりに調子を上げ3回以降はパーフェクトピッチングを続ける。
一方の打線は、相手先発・東浜巨投手の前に2回以降毎回走者を出しながらも無得点。3回裏には無死1、3塁、5回裏にも1死1、2塁の好機をつくるも、後続が倒れ先制点を挙げられず。前半戦は両軍無得点で折り返した。
試合が動いたのは6回裏。先頭から宗佑磨選手、吉田正尚選手の連打で1、2塁とすると、4番・杉本裕太郎選手がセンターへ8号3ランを放ち、3点を先制する。さらに7回裏には、1死2塁から福田選手が適時三塁打を放つと、続く宗選手も犠飛で追加点を挙げ、5対0とした。
先発の田嶋投手は、援護をもらった後も完璧なピッチングを続け、8回までを序盤の3安打のみに抑える。投球数が100球を超えた最終回もマウンドに上がり、代打・周東佑京選手に安打を許しながらも、最後は柳田悠岐選手を内野ゴロに打ち取って試合終了となった。
田嶋投手は、2020年以来自身2度目となる完封勝利で3勝目をマーク。杉本選手が決勝点となる先制の8号3ランを放つと、田嶋投手を好リードした若月健矢選手も猛打賞の活躍を見せ、連勝でカード勝ち越しを決めた。敗れた福岡ソフトバンクは、序盤の先制機で無得点に終わると、中盤以降は打線が沈黙した。
123456789 計
ソ 000000000 0
オ 00000320X 5
ソ ●東浜巨-甲斐野央-モイネロ
オ ○田嶋大樹
文・波多野瞭平
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