「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。
第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに
6月第2月曜日の今日は、二軍のネクストブレイク選手を特集。一軍昇格を目指す、期待の若手をピックアップします。
【イ・リーグ投手】高田孝一投手(東北楽天)
イースタン・リーグの投手からは高田孝一投手をピックアップ。高田孝投手は、神奈川県出身の24歳。平塚学園高校、法政大学を経て2020年ドラフト2位で東北楽天に入団した。ルーキーイヤーの昨季はプロ初先発を含む3試合に登板。今季も1試合先発しているが、3.1回4失点という内容でプロ初勝利はお預けとなった。
一方、今季は二軍で9試合に登板し5勝0敗。防御率0.75とリーグトップの投球成績を残している。プロ初勝利を挙げるべく二軍で結果を残し、一軍昇格を目指したい。
【イ・リーグ打者】西巻賢二選手(千葉ロッテ)
打者部門では西巻賢二選手を取り上げたい。西巻選手は仙台育英高校から2017年ドラフトで東北楽天に入団。2019年までは東北楽天でプレーし、2020年からは千葉ロッテに移籍した。持ち前の守備力の高さで2020年には11試合に出場したが、以降一軍での出番はない。
今季は二軍で46試合に出場。146打数38安打1本塁打10盗塁、打率.260と食らいついている。同じ二軍では高校の先輩でもある平沢大河選手、一軍ではエチェバリア選手などライバルは多いが、確実に結果を残していきたい。
【ウ・リーグ投手】尾形崇斗投手(福岡ソフトバンク)
ウエスタン・リーグの投手では尾形崇斗投手にフィーチャー。尾形投手は学法石川高校から2017年育成ドラフト1位で福岡ソフトバンクに入団。2020年開幕前には支配下登録を果たし、背番号は「39」に。持ち味の力強いストレートを武器に一軍での登板機会もつかみとり、今季は中継ぎでプロ初勝利を挙げた。
二軍では21試合に登板し、2勝2敗、防御率1.88の好成績をマーク。7セーブはウ・リーグトップタイの成績だ。実績を残し、首脳陣にアピールなるか。
【ウ・リーグ打者】佐野如一選手(オリックス)
霞ヶ浦高校、仙台大学出身の23歳・佐野如一選手は、2020年育成ドラフト5位でオリックスに入団した。入団初年度からオープン戦でアピールを続け、開幕前には支配下登録を決めるスピード出世。また「2021プロ野球エキシビジョンマッチ」では東京ヤクルト・高梨裕稔投手から本塁打を放つなど、一軍での活躍の可能性も感じさせた。
二軍では、ここ数試合1番や3番でのスタメン起用が続き、12日の試合では2安打2打点の活躍。現在は打率.234だが、打点はチームトップタイの14。バッティングの精度を高め、一軍の舞台に上がりたい。
今週のパ・リーグ見どころ
6カード、計3週間にわたって行われた「日本生命セ・パ交流戦2022」が閉幕。パ・53勝、セ・55勝とわずかに負け越したものの、パ・リーグの実力を見せつける数々の名場面も生まれた。各リーグで健闘した選手1名ずつに贈られる「日本生命賞」には、27安打、打率.391で交流戦首位打者を獲得した杉本裕太郎選手が選出された。
ペナントレースは6月17日(金)から再開。福岡ソフトバンクは週末カード3連敗で東北楽天に首位の座を譲ったが、本拠地での直接対決で奪還を目指す。3位・埼玉西武はキャプテン・源田壮亮選手が故障から復帰。5連敗中の4位・オリックスと対戦する。3位から5位までは1ゲーム差となっており、順位争いにも注目だ。6位・北海道日本ハムも中日に3連勝と、勢いに乗って5位・千葉ロッテを迎え撃つ。
文・小野寺穂高
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