◇東北楽天対巨人 第3回戦(12日・楽天生命パーク宮城)
東北楽天の則本昂大投手がNPB通算100勝を達成。プロ10年目、今季4勝目で決めた。球団ではこれまで岩隈久志投手(東北楽天:05〜11年)、田中将大投手が達成しており、球団生え抜き投手では田中投手に続く2人目となった。また、今試合でNPB通算1500投球回も達成している。
則本投手は2012年ドラフト2位で東北楽天に入団。新人ながら開幕投手に抜てきされると、1年目から15勝を挙げチームの日本一に貢献し、最優秀新人賞にも輝く。翌14年〜18年まで5年連続で最多奪三振を獲得、プロ入り6年連続で2桁勝利を飾るなど、輝かしいスタートを切った。
19年開幕前に右肘の手術を受け、同年、20年は2年連続で5勝と、一時成績は低迷したが、21年には3年ぶりとなる2桁11勝を挙げる。復活を誓った今季は、2年ぶりとなる球団史上最多7度目の開幕投手に。新型コロナウイルス感染で一時離脱したが、ここまで3勝をマークしていた。12日の巨人戦では、辰己涼介選手が1イニング2本塁打を放つなど序盤から大量援護を受け、自身も7回2失点の好投で勝利をつかんだ。
◆則本昂大投手コメント
「ホッとしています。(手応えは)今シーズンの中で一番よかったです。タツ(1イニング2本塁打の辰己選手)に『お立ち台あるぞ』とプレッシャーをかけられたので、めっちゃ頑張りました。小さい頃からテレビで見ていた巨人戦で100勝を達成することができ、うれしいですし感動しています。(通算100勝&1500投球回達成は)先発で投げさせてくれたからこそ達成できました。たくさんの方々に感謝しています」
また記録達成を祝し、記念グッズの販売やさまざまな企画も決定。詳細は球団オフィシャルサイトから。
文・小野寺穂高
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