◇埼玉西武対東北楽天 第6回戦(13日・ベルーナドーム)
13日に支配下選手契約を結び、背番号が「126」から「62」に変更された埼玉西武の滝澤夏央選手が即スタメン起用、そしてプロ初安打を記録した。野手の高卒新人スタメンは、チームとして森友哉選手以来8年ぶりとなる。
滝澤選手は球界最小の身長164cmと小柄ながら、躍動感あふれるプレーが魅力の18歳。ケガで戦線を離脱している源田壮亮選手に代わり、「2番・遊撃」で先発出場を果たした。注目の1打席目は積極的に初球を振って投ゴロ。2打席目は三振に倒れたが、第3打席に全力疾走の内野安打を記録。さらに2塁へ進塁し、次打者の安打の間に本塁を陥れる好走塁を見せた。
滝澤選手は新潟県上越市出身。関根学園高校を経て、2021年の育成ドラフト2位で指名された。今季はここまでイースタン・リーグで23試合に出場し、打率.234、盗塁数はチームトップの5をマークしている。
○滝澤夏央選手 コメント
「打ったのは真っすぐです。前の打席までは、思うようなスイングができていませんでした。しっかり自分のスイングをしようと打席に入り、ちょっと差し込まれましたが、全力で走れば何か起きるかも!と思いながら一塁まで走りました。その結果、送球のミスを誘うことができたのだと思っています。外崎さんのヒットで、とにかく全力でホームを目指しました。ヘッドスライディングでホームインしましたが、自分で振り返っても気持ちが出たプレーだったと思います!」
文・小野寺穂高
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