5月11日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第7回戦は、2対0で福岡ソフトバンクが勝利。東浜巨投手がノーヒットノーランを達成した。
福岡ソフトバンクの先発・東浜巨投手は、初回をテンポ良く3者凡退に抑える立ち上がり。2回以降もボールを低めに集めて、埼玉西武打線から凡打の山を築く。
打線は3回裏、先頭のリチャード選手が四球で出塁すると、甲斐拓也選手の犠打でチャンスを拡大。2死2塁から今宮健太選手が、「後ろがギーさんなので、勝負してくると思って積極的に打ちにいこうと思っていました」と低めの変化球を拾うと、適時打となり先制に成功。さらに柳田悠岐選手が適時二塁打で続き、埼玉西武先発の隅田知一郎投手から2点を奪取した。
打線の援護を受けた東浜投手は、淡々とアウトを積み重ね、7回まで無安打無失点の完璧な投球。追加点を狙う打線は、隅田投手の粘りの投球の前にランナーを出しながらも無得点が続く。7回裏に、2番手・水上由伸投手から2死満塁のチャンスをつくったものの、グラシアル選手が三振に倒れて得点できなかった。
ノーヒットピッチングを続ける東浜投手は8回表、山川穂高選手、中村剛也選手、栗山巧選手を3者凡退に抑える。9回表も、先頭の柘植世那選手を空振り三振に仕留めると、愛斗選手をファウルフライに打ち取る。最後は金子侑司選手を内野ゴロに打ち取り、2対0で試合終了。9回97球でノーヒットノーランを達成した。
ノーヒットノーランはプロ野球史上95度目、84人目。パ・リーグでは31度目の快挙。球団では、2019年9月6日の千葉ロッテ戦で達成した千賀滉大投手以来となった。
123456789 計
西 000000000 0
ソ 00200000X 2
西 ●隅田知一郎-水上由伸-森脇亮介
ソ ○東浜巨
文・木村圭
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