渡邉勇太朗(わたなべ・ゆうたろう)/投手
#12/2000年9月21日生まれ
191cm・91kg/右投右打
浦和学院高校から2018年にドラフト2位で埼玉西武に入団。高校3年の夏には甲子園に出場し、3回戦の二松学舎大附属戦では10奪三振完封をするなどチームを32年ぶりの8強に導いた。恵まれた体格から繰り出される、力強い直球を持つ本格派右腕である。
ルーキーイヤーは体づくりを中心に取り組み、9月にファーム公式戦初登板。しかし、登板した2試合で被打率.500、防御率14.73と打ち込まれてしまう。翌2020年も二軍で4試合の登板にとどまったが、防御率は5.24と改善。確かな成長を見せた。
そして2021年、春季キャンプでは一軍メンバーに名を連ねる。シーズン開幕は二軍で迎えることになったものの、6月8日に一軍初昇格を果たした。翌9日の横浜DeNA戦で中継ぎとしてプロ初登板し、3回無失点の投球を見せると、14日の広島戦ではプロ初ホールドを記録した。
後半戦に入ると、8月15日の楽天戦に初先発、5回を投げ4安打1失点の好投でプロ初勝利を飾る。スタミナ面に課題を残したが、最終的に17試合4勝4敗、防御率3.44と飛躍の一年となった。さらなる高みを目指し、2022年は次期エースとして名乗りを挙げられるか。
【2021年一軍成績】
17試合 4勝4敗2H 55回 33奪三振 防御率3.44 WHIP1.33
文・矢澤拓郎
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