6月19日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの第11回戦は、5対5で引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクはマルティネス投手、北海道日本ハムは立野和明投手の両先発で始まった試合は、互いに得点圏に走者を進めるもあと一本が出ず、5回表までスコアボードには「0」が並べられた。
均衡が破れたのは5回裏。福岡ソフトバンクは、先頭・谷川原健太選手が右翼席へプロ初安打となる1号ソロを放ち、先制に成功。谷川原選手は「マルティネスが抑えている中で、先制することができて良かったです。プロ初ヒットがホームランと最高の形になって素直に嬉しい」と振り返った。さらに、8番・甲斐拓也選手の二塁打などで2死満塁の好機を得ると、4番・柳田悠岐選手、5番・長谷川勇也選手、6番・真砂勇介選手の3者連続となる押し出し四球で3点を追加。
4点の援護を受けたマルティネス投手は6回表、四球や安打を許したものの、8番・石川亮選手を併殺打に打ち取り、6回4安打5四球6奪三振無失点で降板。後を受けた嘉弥真新也投手だったが、7回表に安打と四球で1死1、2塁のピンチを背負うと、3番・高濱祐仁選手に3号3ランを被弾、さらに1死1、3塁から6番・渡邉諒選手の犠飛で同点に追いつかれる。続く8回表には、板東湧梧投手が2死から淺間大基選手の2号ソロを浴び、勝ち越しを許した。
1点ビハインドで迎えた最終9回裏、2死から3番・栗原陵矢選手に同点弾が飛び出し、5対5で試合終了。福岡ソフトバンクは、一軍初出場・初スタメンの谷川原選手がプロ初安打・初本塁打をマーク。1点を追う9回裏は、2死から栗原選手に8号ソロが生まれ、なんとか引き分けに持ち込んだ。一方の北海道日本ハムは、先発の立野投手が5回途中4安打1本塁打4四球6奪三振4失点で降板するも、淺間選手の2号ソロで勝ち越しに成功。ところが、最終回に登板した杉浦稔大投手がリードを守りきれなかった。
123456789 計
日 000000410 5
ソ 000040001 5
日 立野和明-河野竜生-井口和朋-堀瑞輝-B.ロドリゲス-杉浦稔大
ソ マルティネス-嘉弥真新也-津森宥紀-板東湧梧-岩嵜翔
文・高橋優奈
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