山本由伸が8回2安打15奪三振無四死球無失点で6勝目! 杉本裕太郎は決勝打

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2021.6.11(金) 21:12

オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月11日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと広島の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、4対0でオリックスが勝利し、交流戦単独首位&リーグ3位に浮上した。

 交流戦最終カードの初戦は、白熱した投手戦となった。オリックスの先発は、防御率と奪三振でリーグトップの山本由伸投手。初回、1番・羽月隆太郎選手を空振り三振を打ち取ると、それを皮切りに本領発揮。2回表は4番・鈴木誠也選手から始まるクリーンナップを相手に3者連続三振を奪う。

 対する広島の先発は、山本由投手と同級生である大道温貴投手。5回84球5三振2四球無失点という完璧な投球を披露し、オリックス打線は手が出ず援護に苦しむ。

 7回表終了まで両軍無安打という手に汗握る投手戦の中、ついに均衡が破れる。7回裏、T-岡田選手の安打などで1死満塁の好機を演出すると、7番・杉本裕太郎選手が適時打を放ち、2点を先制。なおも1死満塁のチャンスで福田周平選手が押し出しの四球をもぎ取り、1点を追加する。

 頼もしい援護を受けた山本由投手は8回表、鈴木誠也選手、坂倉将吾選手に連打を許し完全試合は逃すも、後続を3者連続空振り三振を奪い、流れは渡さない。その直後、吉田正尚選手が二塁打を放つと、パスボールも絡み、ダメ押しの1点をつかむ。9回裏は平野佳寿投手が安打を許しながらも、最後は林晃汰選手を空振り三振に打ち取り、4対0で試合終了。

 勝利したオリックスは、山本投手が8回113球2安打15三振無安打の好投で6勝目をマーク。1試合15奪三振は自己最多記録となった。打線も杉本裕太郎選手に2点適時打が生まれ、好投を披露した山本投手に援護を届けることができた。

  123456789 計
広 000000000 0
オ 00000031X 4

広 大道温貴-コルニエル-●森浦大輔-中田廉-高橋樹也-島内颯太郎
オ ○山本由伸-平野佳寿

文・下村琴葉

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