千葉ロッテが終盤に角中勝也の適時打で同点に追いつくも、痛恨のサヨナラ負け

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2021.6.6(日) 18:10

千葉ロッテマリーンズ・角中勝也選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・角中勝也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月6日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと千葉ロッテの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、3対4で千葉ロッテがサヨナラ負けを喫した。

 千葉ロッテの先発・小島和哉投手は初回、制球に苦しみながらも無失点で立ち上がる。しかし2回裏、4番・オースティン選手の11号ソロ、7番・牧秀悟選手の10号ソロを浴び、2点の先制を許す。早めに追いつきたい打線は4回表、横浜DeNA の先発・今永昇太投手に対して5番・角中勝也選手の安打や四球などで2死1、2塁と好機をつくると、7番・藤岡裕大選手に適時打が生まれ、1点を返す。

 先発・小島投手は序盤の不安定な立ち上がりを修正し、3回裏、4回裏、5回裏を3者凡退に打ち取る好投を披露。しかし6回裏、2番・伊藤光選手、3番・佐野恵太選手の連打などで1死満塁のピンチを迎えると、5番・宮崎敏郎選手の犠飛で1点を献上。なおも四球で2死満塁とされたところで小野郁投手にスイッチすると、ここは小野投手が後続を断ち、なんとかピンチを切り抜ける。

 2点を追う展開で迎えた7回裏は、3番手・佐々木千隼投手が3者凡退に抑え、味方の反撃を待つ。すると8回表、2死から3番・中村奨吾選手が二塁打で出塁すると、4番・マーティン選手、角中勝也選手が連続適時二塁打を放ち、一挙2得点。スコアを3対3とし、千葉ロッテが土壇場で試合を振り出しに戻す。

 8回裏は、唐川侑己投手が3者凡退に抑えると、同点のまま迎えた最終9回裏は守護神・益田直也投手がマウンドへ。しかし、先頭の宮崎敏郎選手に安打を許すなど、2死2塁のピンチを招くと、8番・大和選手に痛恨のサヨナラ打を許し試合終了。3対4で千葉ロッテがサヨナラ負けを喫した。

 敗れた千葉ロッテは先発・小島投手が5.2回5安打5奪三振3失点と粘りの投球を見せ、打線も8回に同点に追いつくも、最終回に益田投手が痛恨のサヨナラ打を浴び、湾岸ダービーは負け越しとなった。

  123456789 計
ロ 000100020 3
デ 020001001X4

ロ 小島和哉-小野郁-佐々木千隼-唐川侑己-●益田直也
デ 今永昇太-エスコバー-山崎康晃-○三嶋一輝

文・山本理絵

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