浅村栄斗が2試合連発! 則本昂大が6回2失点と好投した楽天が逃げ切り勝利

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2021.5.19(水) 21:24

東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月19日、楽天生命パークで行われた楽天と北海道日本ハムの第11回戦は、3対2で楽天が勝利。中盤までに挙げた得点を守りきり、カード勝ち越しを決めた。

 楽天の先発・則本昂大投手は、立ち上がりから力強い直球と鋭く落ちる変化球のコンビネーションで、北海道日本ハム打線に的を絞らせない投球を披露。3回までに6奪三振の好投で序盤を完璧に抑え込む。

 援護で応えたい打線は3回裏、2死から追い込まれながらも3番・鈴木大地選手が安打で出塁し、続く4番・浅村栄斗選手が真ん中に入ってきた変化球を振り抜くと打球はライトスタンドへ。主砲の2試合連続となる4号2ランで先制に成功する。

 先制点をもらった則本投手は、4回表にも2つの三振を奪うと、5回表も3人で打ち取って序盤の勢いそのままに好投を続ける。すると、直後の5回裏に敵失策と鈴木選手の安打で追加点のチャンスを演出し、先制本塁打の浅村選手が犠飛を放ち1点を追加した。

 リードを3点に広げた直後の6回表、則本投手は1死1塁から西川遥輝選手に今試合初安打を許すと、味方の失策も重なり2死満塁のピンチを迎える。ここで4番・王柏融選手に2点適時打を浴びて1点差まで詰め寄られた。

 逃げ切りを図りたい楽天は7回表、2番手に酒居知史投手が登板すると、3者連続三振を奪う完璧なリリーフで流れを渡さない。8回表はブセニッツ投手が走者を背負いながらも、無失点でつなぐと、1点リードで迎えた9回裏は守護神・松井裕樹投手がマウンドへ。3番から始まる北海道日本ハム打線を3人で締めて、3対2で試合終了。

 勝利した楽天は、先発の則本投手が6回96球2安打9奪三振2四球2失点の内容で今季4勝目をマーク。打線では、浅村選手がチーム全打点を挙げる活躍で連日の勝利に貢献した。一方、敗れた北海道日本ハムは序盤の失点が重くのしかかった。先発の加藤貴之投手が6回114球7安打6奪三振1四球3失点(自責2)と役割を果たすも、今季初敗戦。打線も6回表の2安打のみに終わり、援護できなかった。
 
  123456789 計
日 000002000 2
楽 00201000X 3

日 ●加藤貴之-河野竜生-玉井大翔
楽 ○則本昂大-酒居知史-ブセニッツ-S松井裕樹

文・和田信

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