柳田悠岐が猛打賞。福岡ソフトバンクが勝利し首位・楽天とのゲーム差は再び「1」

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2021.5.4(火) 17:34

福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月4日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天の第7回戦は、6対4で福岡ソフトバンクが勝利。首位攻防戦の第2戦に勝利し、楽天とのゲーム差を再び「1」とした。

 福岡ソフトバンクは1点を先制された直後の2回裏、楽天・岸孝之投手から5番・中村晃選手の3号ソロで同点に追い付く。中村晃選手は、「インコースの球を上手く打つことが出来ました。流れ的にも、先制された直後に追いつくことが出来て良かった。今日は絶対勝てるように頑張ります」と振り返った。

 さらに2死から8番・松田宣浩選手が安打で出ると、9番・今宮健太選手がセンターオーバーの三塁打を放ち、松田選手が生還。相手の守備が乱れる間に今宮選手もホームにかえり、3対1と勝ち越しに成功する。3回裏には、甲斐拓也選手の適時打と明石健志選手の犠飛で2点、4回裏には柳田悠岐選手の適時打で1点を追加し、6対1と福岡ソフトバンクがリードを広げた。

 援護を得た先発・笠谷俊介投手だが5回表、楽天・村林一輝選手にプロ初本塁打となる2ランを被弾し、続く打者に四球を与えたところで降板。後を受けた高橋純平投手は無死満塁のピンチを招くも、なんとか内野ゴロの間の1失点でしのぎ、スコアは6対4となった。

 その後は、救援陣が好投でつないだ。6回表は津森宥紀投手、7回表は嘉弥真新也投手が3者凡退で抑えると、8回表は岩嵜翔投手がピンチを招くも無失点。9回表はモイネロ投手が締めて、6対4で試合終了。

 勝利した福岡ソフトバンクは、9安打6得点と打線が活発。柳田選手が猛打賞の活躍を見せた。一方敗れた楽天は、先発・岸投手が3回52球7安打1四球5失点。打線は2度の無死満塁など多くの好機を作るも、あと一歩攻めきれなかった。

 福岡ソフトバンクの先発・笠谷投手は5回途中4失点で自身2勝目はならず。「何とか粘っていこうという思いだった。5回は、早くこの回を終わらせたいという気持ちが出てしまい、投げ急いでしまった。点を取ってもらっても、リズムよくアウトを取ることができず、いい流れを作れなかった。ずっと長いイニングを投げる事ができていなかったので、もっと長いイニングを任せてもらえる投球がしたかった」と悔しさをにじませた。

  123456789 計
楽 010030000 4
ソ 03210000X 6

楽 ●岸孝之-西口直人-ブセニッツ-森原康平
ソ 笠谷俊介-高橋純平-○津森宥紀-嘉弥真新也-岩嵜翔-Sモイネロ

文・岩井惇

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