佐野皓大が勝ち越し2号ソロ! オリックスが楽天との競り合いを制して3連勝

パ・リーグ インサイト

2021.3.16(火) 16:50

【俊足豪打】バファローズ・佐野初球弾を含むマルチ長打 2021/03/13(C)パーソル パ・リーグTV
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 3月16日、静岡草薙球場で行われた楽天とオリックスのオープン戦は、5対3でオリックスが勝利。14安打5得点と打線が機能して接戦を制し、オープン戦3連勝を飾った。

 オリックスは初回、1死から安打で出塁した太田椋選手が盗塁を決めて好機を演出すると、続く吉田正尚選手も粘った末に連打でつなぎ、1、3塁にチャンスを拡大。ここで迎えたモヤ選手がライトへの二塁打を放ち、楽天の先発・岸孝之投手から3連打で先制に成功した。

 さらに4回表には、紅林弘太郎選手の二塁打と佐野皓大選手の犠打に相手のミスが絡み、無死1、3塁のチャンスを作ると、佐野皓選手が盗塁をした際に捕手が悪送球。この間に3塁から紅林選手が生還し、守備の乱れにつけ込んで追加点を奪った。

 序盤に援護を受けた先発の田嶋大樹投手は、スライダーやカーブなどの変化球も織り交ぜながら、速球を軸に安定した投球で立ち上がった。しかし、中盤に差し掛かった4回裏には浅村栄斗選手に一発を浴びると、5回裏には2死3塁の場面から自身の暴投で3塁走者の生還を許し、試合は振り出しへ。

 同点に追い付かれて迎えた6回表、先頭の佐野皓選手が、この回から登板した楽天の3番手・渡邊佑樹投手の代わり端を捉える2号ソロを放ち、勝ち越しに成功。さらに安打と2四球で満塁としたところから、伏見寅威選手の適時打、大下誠一郎選手の押し出し四球で得点を重ねた。しかし直後の6回裏、田嶋投手が茂木栄五郎選手に適時三塁打を許し、2点差へと詰め寄られる。

 逃げ切りを図りたいオリックスは7回裏、鈴木優投手がマウンドへ。先頭に出塁を許すも、後続を抑えてリードを守り抜くと、8回裏は平野佳寿投手が10球で1イニングを無失点でつないだ。9回裏は漆原大晟投手が3人で締めて、5対3で試合終了。 
 
 勝利したオリックスは一時は追いつかれるも、相手の隙を突いた攻撃で中盤に勝ち越した。先発の田嶋投手は6回を投げて102球、6安打6奪三振2四死球3失点。スタメンでは佐野皓選手が2試合ぶりの一発となる決勝弾。吉田正選手、モヤ選手がそれぞれマルチ安打をマーク。途中出場では中川圭太選手が2安打、伏見選手が適時打と結果を残した。

 一方敗れた楽天は、先発の岸投手が試合前に目標としていた100球を投げ切ったものの、5回途中で降板し、8安打1奪三振2四球2失点(自責点1)と不安を残す内容。打線は中盤に得点を重ねるも、3番手で登板した渡邊投手が3失点と誤算だった。

  123456789 計
オ 100103000 5
楽 000111000 3

オ ○田嶋大樹-鈴木優-平野佳寿-S漆原大晟
楽 岸孝之-鈴木翔天-●渡邊佑樹-松井裕樹-ブセニッツ-宋家豪

文・和田信

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