ムーアが7回無安打0封の好投! 巨人を1安打無失点に抑えた鷹が日本一に王手をかける

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2020.11.24(火) 21:38

福岡ソフトバンクホークス・ムーア投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・ムーア投手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月24日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと巨人の「SMBC日本シリーズ2020」第3回戦は、4対0で福岡ソフトバンクが勝利。3連勝を飾り、4年連続の日本一に王手をかけた。

 PayPayドームに舞台を移した3戦目も、福岡ソフトバンクが先手を取った。3回裏、2死から周東佑京選手が安打で出塁すると、続く中村晃選手が巨人の先発・サンチェス投手の変化球をライトスタンドへたたき込み、2点を先制する。打った中村晃選手は、「打ったのはフォークです。追い込まれていましたが、甘く来た球をしっかり捉える事ができました。3人で終わらずに、2アウトランナー無しから得点できたのは良かったです」と振り返った。

 福岡ソフトバンクの先発・ムーア投手は、初回に失策から無死2塁のピンチを迎えるも、3番・坂本勇人選手、4番・岡本和真選手を打ち取り、難なく窮地を切り抜ける。以降も凡打の山を築き、7回93球無安打2四球5奪三振無失点と、付け入る隙を与えない好投で試合を作った。「初めての日本シリーズ、楽しむことができました。自分の投球内容より、チームが勝つという事が一番大切なこと。リードしている状況を作れてよかった」とコメントを残した。

 打線は7回裏に8番・松田宣浩選手の安打などで1死1、2塁とすると、2番・中村晃選手、4番・グラシアル選手に適時打が飛び出し、2点を追加。勝利を手繰り寄せると、8回表はモイネロ投手がマウンドへ。2四死球を与えて1死1、2塁とするも、代打・田中俊太選手、重信慎之介選手を三振で封じ込め、本塁を踏ませない。最終9回表は、森唯斗投手が丸佳浩選手に安打を許しながらも、後続のウィーラー選手を内野フライに抑えて4対0で試合終了。

 勝利した福岡ソフトバンクは、ムーア投手、モイネロ投手、森唯斗投手による無失点リレーを披露。打線では中村晃選手、柳田悠岐選手がマルチ安打を記録した。一方敗れた巨人は、サンチェス投手が6.1回92球6安打2四球3失点と踏ん張ったが、打線が丸佳浩選手の1安打のみに終わった。

  123456789 計
巨 000000000 0
ソ 00200020X 4

巨 ●サンチェス-高梨雄平-大竹寛-中川皓太-デラロサ
ソ ○ムーア-モイネロ-森唯斗

文・下村琴葉

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