渡辺直人が引退試合で自ら先制のホームイン! 岸孝之も完投で楽天が勝利

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2020.11.6(金) 20:54

東北楽天ゴールデンイーグルス・渡辺直人選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・渡辺直人選手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月6日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天イーグルスと埼玉西武の第23回戦は、4対2で楽天イーグルスが勝利した。

 試合が動いたのは3回裏。2死から渡辺直人選手が二塁打を放って好機を演出すると、打席には小深田大翔選手。左翼に安打を放つと、渡辺直選手はヘッドスライディングでホームイン。引退を前にしたベテランとルーキーの連打で1点を先制した。楽天は続く鈴木大地選手にも適時二塁打が飛び出し、この回2得点を挙げた。

 その後も楽天ペースで試合が進む。4回裏、連打で無死1,2塁とすると、三ゴロで5-5-3の併殺完成かと思われた打球を、相手三塁手が3塁ベースを踏めず1死2,3塁と好機拡大。次打者の内野ゴロの間に三塁走者が生還し、記録に残らないミスにつけこんで1点を追加した。6回裏にも岩見雅紀選手が適時二塁打を放ち、中押し点を奪うなど着実に得点を重ねた。

 先発の岸孝之投手は5回までを1安打9奪三振無失点と、埼玉西武打線を寄せ付けない。6回表には2死から連打を浴び1点を失ったが、後続を断ち最少失点で切り抜けた。9回表にも無死1,3塁とピンチを背負ったが、ここも最少失点に抑え、4対2で試合終了。岸投手は6安打11奪三振2失点の完投勝利で今季7勝目を挙げた。
 
 勝利した楽天は岸孝之投手が123球の熱投で今季2度目の完投。引退試合に「1番・DH」で出場した渡辺直選手は自身の2安打でチャンスメイクする活躍を見せると、最終9回表には遊撃の守備にも就き、併殺を完成させた。敗れた埼玉西武は先発・浜屋将太投手が6回4失点で今季3敗目を喫した。連勝は4で止まり、千葉ロッテとゲーム差なしとなった。

  123456789 計
西 000001001 2
楽 00210100X 4

西 ●浜屋将太-平井克典-田村伊知郎
楽 ○岸孝之

文・望月優樹

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