10月24日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と北海道日本ハムの第23回戦は、5対4で北海道日本ハムが勝利。終盤まで追いかける展開だったが、中田翔選手の一打が試合の流れを変えた。
北海道日本ハムは先発の河野竜生投手が立ち上がりに1点を失ったものの、中盤に打線が援護する。3回表、2死で1番・西川遥輝選手が甘く入ったカーブをすくいあげると、打球はライトスタンドに飛び込む5号同点ソロに。続く4回表には四球を足がかりに1死1、2塁のチャンスを迎えると、6番・渡邉諒選手、7番・淺間大基選手に連続タイムリーが生まれて2点の勝ち越しに成功した。
だが河野投手がつかまる。直後の4回裏、先頭に二塁打を浴びてピンチを招くと、田中貴也選手に適時打を浴び1点差と迫られる。さらに続く1番・小深田大翔選手に初球をライトスタンドへ運ばれ、痛恨の逆転2ランを被弾。
その後は6回から登板したロドリゲス投手が2回を無失点に抑え、1点ビハインドのまま迎えた8回表。先頭の中田翔選手が楽天・福山博之投手のカットボールを振りぬくと、打球はレフトスタンドに飛び込む同点の31号ソロに。本塁打王争いで楽天・浅村栄斗選手に追い付く一発で試合を振り出しに戻した。
8回裏を堀瑞輝投手が無失点で切り抜けると、9回表は2死から3番・近藤健介選手が安打で出塁する。続く4番・中田翔選手は遊撃後方への飛球を放ったが、これを相手の左翼手が落球。まさかの形で1点が入り、勝ち越しに成功した。9回裏は抑えの宮西尚生投手が満塁のピンチを招きながらも、無失点で切り抜けて試合終了。
勝利した北海道日本ハムは、先発の河野投手が5回8安打4四球4失点の内容も、中継ぎ陣が踏ん張って終盤に流れを呼び込み、勝ち越しにつなげた。敗れた楽天は、先発の石橋良太投手が6回6安打2四球3失点の力投。打線は中盤に逆転したものの、以降は追加点が挙げられなかった。
123456789 計
日 001200011 5
楽 100300000 4
日 河野竜生-ロドリゲス-○堀瑞輝-S宮西尚生
楽 石橋良太-寺岡寛治-松井裕樹-福山博之-酒居知史-●ブセニッツ
文・山下虎太郎
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