10月20日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの第22回戦は、11対2で福岡ソフトバンクが勝利。16安打11得点と打線がつながり、連勝を「9」に伸ばした。
福岡ソフトバンクは3回表、2死から2番・中村晃選手が四球を選び出塁。続く柳田悠岐選手が安打でつないでチャンスを拡大させると、4番・グラシアル選手が本塁打までもうひと伸びとなるライトフェンス最上部直撃の適時打を放ち、2点を先取する。
中盤に差し掛かった5回表には福岡ソフトバンク打線が爆発。1死2塁から中村選手に適時打が生まれると、さらに柳田選手とグラシアル選手が連打でつないで満塁に。この場面から5番・栗原陵矢選手の犠飛、6番・松田宣浩選手の11号3ランが飛び出し、この回5得点を挙げた。
福岡ソフトバンク先発・笠谷俊介投手は力のある直球を軸にナックルカーブ、チェンジアップ、スライダーといった変化球を織り交ぜながら緩急を武器に打者を翻弄。4回裏からは5者連続三振を奪うなど北海道日本ハム打線に的を絞らせない投球で、自身最長となる6回を投げて94球2安打2四球8奪三振無失点に抑える好投を見せた。
リードを奪った福岡ソフトバンクは終盤に入っても手を緩めることなく得点を重ねる。7回表にはグラシアル選手、代打・明石健志選手の適時打でさらに2点を追加。8回表にも真砂勇介選手の適時打などで得点を挙げ、スコアは11対0に。
笠谷投手降板後の7回裏からは杉山一樹投手が登板。2イニングを完全に抑える投球を見せると、9回裏は松本裕樹投手がマウンドへ。中田翔選手に一発を浴び2失点を喫したものの大差は変わらず、11対2で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは先制点を挙げて主導権を握ると、中盤以降は効果的に得点を重ねて試合を優位に進めた。先制打を放ったグラシアル選手は4試合連続打点をマーク。柳田選手は4安打の活躍を見せた。一方敗れた北海道日本ハムは先発の上沢直之投手が5回101球8安打2四球3奪三振7失点と大きく崩れた。なお、29号2ランを放った中田選手が自己最速で100打点に到達した。
123456789 計
ソ 002050220 11
日 000000002 2
ソ ○笠谷俊介-杉山一樹-松本裕樹
日 ●上沢直之-福田俊-ロドリゲス-加藤貴之
文・和田信
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