上沢直之〜エースとしてさらなる飛躍を期す“松戸のダルビッシュ”~(北海道日本ハムファイターズ)【インサイト的選手名鑑】

パ・リーグ インサイト 望月遼太

2019.3.29(金) 17:59

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV

上沢直之(うわさわ・なおゆき)/投手

#15/1994年2月6日生まれ
187cm・89kg/右投右打


 千葉・専大松戸高校から2011年のドラフト6位で入団。187cm/90kgという堂々たる体躯から繰り出される、球速140km/h台の直球と高速フォーク、芯を外すカットボール、大きく曲がるスライダー、目先を変えるナックルカーブといった多くの武器を持つ実戦派の右腕だ。

 3年目の2014年にプロ初登板・初先発を果たすと、23試合で8勝8敗、防御率3.19と活躍。しかし2015年途中に故障のため離脱し、その後ほぼ1シーズンを棒に振ることに。2017年に復帰すると、2018年は開幕から先発陣の一角に加わり、キャリアハイの25試合に登板し11勝6敗、防御率3.16の成績を残した。そして開幕投手を任された2019年、6月に左膝へ打球が直撃するアクシデントに見舞われ、左膝蓋骨を骨折。そのままシーズン中に復帰することは叶わなかった。

 迎えた2020年は6月30日に復帰を遂げ、そのまま有原航平投手、バーヘイゲン投手とともに先発陣を支える活躍を見せた。9月には2年ぶりの完投勝利を果たすなど、力投が光り9試合連続のQSも達成。最終的に15試合でチームトップタイの8勝を挙げた。2021年シーズンは昨季開幕投手を務めた有原投手がMLBへ移籍。度重なる故障を乗り越えたその強さと投球術で、エースとしてチームを引っ張りたい。

【2020年一軍成績】
15試合8勝6敗 97回 90奪三振、防御率3.06 WHIP1.27


(2021/1/10追記)

文・望月遼太

上沢投手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事

自身もチームも大きな転機を迎えた1年。上沢直之が新しいチームの顔になる
2017年末の記事。それまで上沢投手が歩んできた経歴の詳細と、ブレイクを果たす2018年への期待が記載されている。

ケガで棒に振った2年前のリベンジ。新エースは今年こそ優勝の美酒を味わえるか
2018年7月時点の記事。上沢投手の球歴や、ファイターズにおける過去の背番号「15」の系譜などを紹介している。

1カ月半ぶり勝利の北海道日本ハム・上沢。「勝てるかな」と思わせた少女からのプレゼント
2018年9月に久々の勝利を飾った上沢投手が、試合前に経験したあるエピソードについて明かしている。

北海道日本ハム上沢、横浜DeNAソトへのリスペクト
左膝蓋骨の整復固定術を受けた北海道日本ハムの上沢直之投手。自身のSNSで来季復帰に向けた思いをつづった。

☆上沢直之投手の動画はこちらから!

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